ボクシング女子史上初の金メダルに輝いた入江聖奈選手が所属する日本体育大学ボクシング部の浅村雅則監督が、入江選手の知られざる素顔や日本女子ボクシングの強さを語った。

画像を見る（全2枚） 【東京五輪２０２０ ボクシング・女子フェザー級決勝】＜ネスティー・ペテシオ対入江聖奈＞金メダルを獲得した入江聖奈＝両国国技館　撮影日：2021年08月03日　写真提供：産経新聞社

選手時代を含め30年以上ボクシングに携わり、日本のボクシング普及に大きく貢献、これまで多くの選手の指導にあたっている浅村監督が、8月4日のニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー！」に出演し、“教え子”入江選手の知られざる素顔や日本女子ボクシングの強さを語った。

「試合前にLINEのメッセージを送ったのですが返信は試合後。（入江選手からの返信内容は）“試合前に返そうとしたら気づいたらメダルがかけられていました！”」と、入江選手とのやりとりを紹介。「さっぱりとした性格で、何事にもまじめに取り組む姿勢が素晴らしい！」と普段の入江選手の姿勢を賞賛し、「苦手な体育科目があった時にはボクシング練習後に同期の学生に教わる姿がまっすぐな入江選手らしい」というエピソードも明かした。

また、浅村監督は、日本女子ボクシングが強くなっている要因について、「他の競技に比べて多くはないが幼少期からボクシングをはじめる人が増えていることでユースの大会から世界に出られるようになったことが大きい」と語り、「入江選手にも今後の日本ボクシングの発展のためにがんばっていってほしい」とエールを送った。

試合後の記者会見で飛び出した大学卒業後の引退表明については、「元々言っていたことなので言うとは思っていたが、1年くらい経つとまたやりたくなるのでは？」と、監督ならではの愛情あふれる予想をたてた。