ショウアップナイター エピソード55
<エピソード32~プロ入り1年目のキャンプで面倒をみてくれた先輩~>
~今年2021年、放送開始から「55周年」のシーズンを迎えたニッポン放送「ショウアップナイター」。これを記念し、中継だけでは届けきれない取材情報や解説陣の“ここだけの話”など、「55」のエピソードを紹介していく連載企画~
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ショウアップナイター解説者の谷繫元信が、プロ入り1年目のキャンプの思い出を明かした。
今年2021年に55周年を迎えるニッポン放送ショウアップナイター。その解説者である谷繁元信が、大洋ホエールズ(当時)に入団した1年目のキャンプで「とにかく、面倒みてもらいました」という先輩、齊藤明雄とのエピソードを語った。
---谷繫元信さんは1989年にプロ入りされましたが、ご自身で1年目はいかがでしたでしょうか?
「正直、1年目の話をするのは恥ずかしいですね。高校生のまんまだったんですよね。精神的にも。入ったときは、一回り上が高木豊さんとか屋鋪要さんでしたね。その高木豊さんよりも上の方、齊藤明雄(※当時の表記:斉藤明夫)さん、遠藤一彦さん、新浦壽夫さん、若菜嘉晴さん、田代富雄さん、木田勇さんたちは失礼ながら、もうおじさんでしたね(笑)」
---先輩方は怖かったですか?
「それは無かったですね。当時、第一次キャンプは沖縄で半月くらい実施して、第二次キャンプは最後の1週間くらいは静岡の草薙でやっていました。そして、この草薙の時のホテルで齊藤明雄さん同部屋だったんですよ。部屋割りを見たときはマジかと思いましたね(笑)。最初、どうすればいいのかなと思っていましたが、でもいざ部屋に入ってみると子供に接するような感じで部屋の中で対応していただきましたね。確かに齊藤さんからみるとほぼ子供ですよね」
「そして、ちょうど宿泊しているホテルの目の前に酒屋さんがあったんですよ。そして、齊藤さんは毎晩、晩酌。ビールをよく飲んでいましたね。齊藤さんが部屋で飲むから、いろいろな選手たちがみんなこの部屋に来るんですよ。そして、齊藤さんにお前は何を飲みたいんだと聞かれて、未成年でしたので『コーラです』と答えると一箱買ってこいって言われて、よく買いに行っていました。顔が怖かった齊藤さんですが、本当に優しかったですね。でもなぜだか、常にひと箱買いなんですよ(笑)。とにかく、面倒みてもらいましたね。だから居心地は悪くなかったですね」
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連載情報
ショウアップナイター エピソード55
ニッポン放送「ショウアップナイター」55周年を記念し、中継だけでは届けきれない取材情報や解説陣の“ここだけの話”など、「55」のエピソードを紹介していく
2021年、放送開始から『55周年』のシーズンを迎えるニッポン放送の看板プロ野球中継番組「ニッポン放送ショウアップナイター」。記念となる一年に『55!!(GoGo!!)みんなのプロ野球 』をシーズンキャッチとして、55 周年にちなみ55の企画をお届けしていく。
ニッポン放送ショウアップナイターHP:https://baseballking.jp/showup