有村架純主演でドラマや映画も公開!漫画『前科者』の“3つの魅力”を紹介

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1月30日(日)深夜、バーチャルMC・一翔剣(吉田尚記アナウンサー)がパーソナリティを務めるラジオ番組『ミューコミVR』(ニッポン放送・毎週日曜日23時30分~)が放送。吉田が、原作・香川まさひと、作画・月島冬二による漫画『前科者』のおすすめポイント3つを紹介した。

有村架純主演でドラマや映画も公開!漫画『前科者』の“3つの魅力”を紹介

番組内では、コーナー『サポーターズVR by 小学館』を展開。こちらは、年間500冊以上マンガを読んでいるという吉田が、今誰かにオススメしたい作品を紹介するコーナーとなっており、今回は『前科者』をピックアップ。この漫画は、“前科者”たちの社会復帰を助ける職業・保護司として働く阿川佳代の姿を通じて、日本が抱える問題を掘り下げるヒューマンドラマとなっている。

今回吉田は、この漫画のおすすめポイント3つを解説した。

吉田:おすすめポイントその1は「読んだことのない漫画」。どういうことかというと、まず主人公が“保護司”なんですよ。犯罪者や警察官が主人公の漫画っていうのはいっぱいあって、読んだことあるんだけど、その更生を促す保護司の人の漫画って、初めて読んだのよ。第1話は、はっきり言うと殺人を犯してしまった、すごい複雑な事情の人の話じゃない?この後は、いかにもガラの悪いお姉ちゃんだったりとか、いろいろ問題を抱えている少年だったりとか出てくるんだけど。ときどき、おばあちゃんとか出てくるの。おばあちゃんって犯罪を犯すイメージないじゃない?でも、この世の中にはいるんだよ。という、今まで漫画になっていなかった物語を、どんどん漫画に乗っけてきてる。

ZOC・西井万理那(パートナー):ほんと面白そう!

吉田:おすすめポイントその2は「物語の展開がめっちゃ読めない」。どう読めないのかというと、大体こういう物語って、最後に、犯罪を犯した人が涙を流して更生して、「これから社会でちゃんとやっていきます」みたいなので終わりそうな気がするじゃん?この漫画、そういうことを言った人に対して、「あなたそれ、本気で反省してないですよね?」みたい(に読み手が思うよう)な人が出てきたりするの。最後にちょっと思い返したのかな?と思ったら、あれ?むしろ悪化してない?みたいなところで話が終わってたりとか、物語がいい意味で毎回きれいに終わんないのよ。逆に、この話、ここで終わるの!?みたいな。さっき読んだことのない漫画って言いましたけど、主人公の設定もそうですけど、その筋立てとかも含めて読んだことのない漫画。

西井:へぇ~!

吉田:おすすめポイントその3は「本好きが『あ~!』と言ってしまうような本が、リアルにいっぱい出てくる」。主人公の佳代ちゃんと、ちょっとガラの悪いけどいろんなことが分かってる“元・犯罪者”の女の子が出てくるんだけど、この2人が友達関係みたいになるのね。仲良くなるんだけど、2人ともめっちゃ本が好きっていう設定で、ベストセラーはもちろんだけど、タレント本だったりとか学者さんの本とか、古典の名作まで、ありとあらゆる本が、内容知らなくてもちゃんと読めるようにできてるんですよ。個人的には、文化人類学の奥野先生っていうすごい先生の本を、その受刑者の人が、待ってるときにファミレスで読んでるシーンとかがあって、アツすぎる!と思って。何でもないシーンに見えて、実は本好きの人はそういうところもポイントとして見ると思う。

これまで見たことのない漫画だというこの作品について、熱く語った吉田。この作品は『ビッグコミックオリジナル』にて連載されており、コミックス最新第9巻が発売中となっている。また、昨年には有村架純主演でドラマ化もされ、先日28日には映画も公開された。詳細は公式サイトでチェックすることができる。

番組情報

ミューコミVR

毎週日曜日 23:30 - 24:30

番組HP

ニッポン放送初のVRアナウンサー「一翔剣(いっしょう・けん)」がお届けする、カルチャー・エンタメプログラム。YouTube Live上に『VR』空間を展開し、60分のラジオ番組を同時生配信! 一翔剣は、2019年に"HoneyWorks"ヤマコ氏のデザインによるVRアナウンサーとして活動開始。今回、アイドル・アーティストとして活動する西井万理那(ZOC)、末吉9太郎(CUBERS)を番組パートナーに迎え、『VR』空間でコラボレーションしていく!!

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