1月2日(日)深夜、バーチャルMC・一翔剣(吉田尚記アナウンサー)がパーソナリティを務めるラジオ番組『ミューコミVR』(ニッポン放送・毎週日曜日23時30分~)が放送。吉田が、奥浩哉による漫画作品『GIGANT』のおすすめポイント3つを紹介した。
番組内では、コーナー『サポーターズVR by 小学館』を展開。こちらは、年間500冊以上マンガを読んでいるという吉田が、今誰かにオススメしたい作品を紹介するコーナーとなっており、今回は『GIGANT』をピックアップ。この漫画は、映画監督志望の高校生・零が、ひょんなことからセクシー女優・パピコと出会い、彼女が謎の男に埋め込まれた機械について相談していくうちに、2人の距離が近づいていくといった話となっている。
今回吉田は、この漫画のおすすめポイント3つを解説した。
吉田:おすすめポイントその1は「背景がめちゃめちゃリアル」。実はパピコちゃんは、巨大化する能力を未来人に託されたんですよ。何でかっていうと、地球人に対してものすごいものが攻めてくるんだけど、その攻めてくるやつていうのが、身長何百メートルもあるわけ。だからそういうのと戦うためには、それぐらいでかい人間がいないといけないという理由で、ものすごいでかい存在となって戦うの。で、戦うときに一番重要なのって、壊れるビルの絵とかがしょぼかったら、グッとこないんですよ。このめちゃくちゃリアルな絵が、圧倒的な画力によって描かれてるんです。
ZOC・西井万理那(パートナー):へぇ~!
吉田:おすすめポイントその2は「奥浩哉先生の妄想の爆発っぷりがすごい」。巨大化した存在と戦うっていうのは、ウルトラマンの頃と一緒じゃないですか。ウルトラマンの頃にみんなが1つ不思議だったのは、人間が巨大化したときに、服どうなるんだろう?っていう。巨大化したら、服ちぎれ飛ぶじゃん。だったら、セクシー女優の人だったらその状態でも戦ってくれるんじゃないかみたいなことなんですよ。これ、奥浩哉先生のインタビュー記事でも素晴らしいなと思ったんだけど、イタリアとかに行くと、みんながきれいだと思った当時の彫像とかがいっぱい並んでるんだって。奥浩哉先生は、自分が描いた女の子を元にした彫像を、日本も飾ってくれてたらいいのにっていう妄想があるんですって。それを漫画の中で実現すると、こうなるっていう。しかも戦い方とかも頭使ってて、おおっ!っていう驚きがそこにあるんですよ。
CUBERS・末吉9太郎(パートナー):へぇ~!
吉田:おすすめポイントその3は「なのに、純愛ストーリー」。これめちゃめちゃ泣けます。セクシー女優の人と純粋な高校生が主人公で、最終的に10巻で完結したんですけど、どうなるのかなと思ったら、妄想爆発の作品なのにストーリーはちゃんと筋が通ってて、最後若干泣きます。しかも、すごいスピードで読めるんだよね。絵がきれいだからこそなんですけど。1冊10~20分で読めちゃうんで、一気読みしようと思ったら、早い人なら(全巻を)2時間とかで読めちゃうような作品です。
作品の魅力をたっぷり語った吉田。この作品は、コミックスの第10巻が現在発売中。パピコのメモリアルポストカード画集付き限定版も同時発売となっており、詳細は公式サイトでチェックすることができる。
番組情報
ニッポン放送初のVRアナウンサー「一翔剣(いっしょう・けん)」がお届けする、カルチャー・エンタメプログラム。YouTube Live上に『VR』空間を展開し、60分のラジオ番組を同時生配信! 一翔剣は、2019年に"HoneyWorks"ヤマコ氏のデザインによるVRアナウンサーとして活動開始。今回、アイドル・アーティストとして活動する西井万理那、末吉9太郎を番組パートナーに迎え、『VR』空間でコラボレーションしていく!!