1月23日(日)深夜、バーチャルMC・一翔剣（吉田尚記アナウンサー）がパーソナリティを務めるラジオ番組『ミューコミVR』（ニッポン放送・毎週日曜日23時30分～）が放送。吉田が、高橋留美子による人気漫画『犬夜叉』のスピンオフアニメを、『GS美神』『絶対可憐チルドレン』の椎名高志が新解釈でコミカライズした作品『～異伝・絵本草子～ 半妖の夜叉姫』のおすすめポイント3つを紹介した。

番組内では、コーナー『サポーターズVR by 小学館』を展開。こちらは、年間500冊以上マンガを読んでいるという吉田が、今誰かにオススメしたい作品を紹介するコーナーとなっており、今回は『～異伝・絵本草子～ 半妖の夜叉姫』をピックアップ。この漫画は、『犬夜叉』の登場人物である殺生丸とりんの間に生まれた双子の娘「とわ」「せつな」と、犬夜叉とかごめの間に生まれた「もろは」という、3人の娘の旅を描いた物語となっている。

今回吉田は、この漫画のおすすめポイント3つを解説した。

吉田：おすすめポイントその１は「作者が椎名高志先生」。これがポイントなんです。どういうことかというと、高橋留美子先生は、『週刊少年サンデー』で『MAO』っていう作品を連載中なんですよ。で、アニメとしては、高橋先生原案の『犬夜叉』が、今『半妖の夜叉姫』になって放送してるじゃない？せっかくだから、漫画も読みたいじゃない？だからほかの人に描いてもらおうってことになって、今回指名を受けたのが、椎名高志なんですよ。椎名高志先生って、サンデーを30年支えている超絶エース作家！『GS美神』『絶対可憐チルドレン』を描いてた方が、なんと、高橋留美子先生原案の漫画を描いてる。これは、なかなかないよ？普通有名な先生が描いたものを、若手の先生が描くとかはあったりするけど、大巨匠の作品を大巨匠が描いてる！という漫画が、今始まってるんです。

ZOC・西井万理那（パートナー）＆CUBERS・末吉9太郎（パートナー）：すごい！

吉田：おすすめポイントその2は「アニメとは違うストーリー」。大本のストーリーは似通っているんだけど、これを稀代のストーリーテラー椎名高志先生が面白くなるように並べ直しているので、アニメとはまた味わいがそこにあるんですよね。

西井：へぇ～！すげー！

吉田：おすすめポイントその3は「トリビュートはプロに限る」。プロがプロの作品をトリビュートして作るときって、今回面白いのが、高橋留美子先生は当然女性じゃないですか。椎名高志は男性じゃないですか。だから、若干キャラの解釈とかが違って、同じ物語なのに、違う物語として2度楽しめるんですよね。このコラボの仕方っていうのは、日本の漫画史上でもまずなかったので。椎名高志先生が、高橋留美子先生のことを“漫画読む方”として好きだったっていう愛にあふれてる。漫画ファンこそ、読んでほしい作品です。

漫画ファンにとって嬉しい夢のコラボ作品について、熱く語った吉田。この作品は、現在コミックス第1巻が発売されたばかりで、高橋留美子の新作『MAO』11巻との同時発売を記念して、椎名高志と高橋留美子の対談が収録されている。ほかにも、簡単な設問に答えるだけで自分がどのキャラクタータイプなのかを診断できる『キャラクター診断サイト』が公開中。その他、アニメに関する情報などは公式サイトでチェックすることができる。