2月23日(日)深夜、バーチャルMC・一翔剣(吉田尚記アナウンサー)がパーソナリティを務めるラジオ番組『ミューコミVR』(ニッポン放送・毎週日曜日23時30分~)が放送。吉田が、星野之宣による作品『宗像教授世界篇』のおすすめポイント3つを紹介した。
番組では、コーナー『サポーターズVR by 小学館』を展開。こちらは、年間500冊以上マンガを読んでいるという吉田が、今誰かにオススメしたい作品を紹介するコーナーとなっており、今回は『宗像教授世界篇』をピックアップ。この作品は30年以上続くシリーズの13年ぶりとなる最新作で、主人公の民俗学者・宗像伝奇が、古代から語り継がれる伝説や神話の謎を解き明かしていくストーリーとなっている。
今回は吉田が、このマンガのおすすめポイント3つを解説した。
吉田:おすすめポイントその1は「ガチ学問」。
僕は今年の4月から東大の大学院行くんで、結構マジで学問やってる方ではあるんですけど。このマンガは本当に、本物の人類学と歴史学と民族学の本なんですよ。例えば、人類って一体どこから始まって…みたいな。アフリカの森から出て、実はユーラシアの真ん中に騎馬民族がいたことによって、実はそのユーラシア大陸の両側というのは常にその騎馬民族の圧力にさらされていた…みたいなのが、人類学の常識としてあるんですよ。で、それを全部踏まえた上で、超重厚な考察を展開し続けてるんです。主人公が教授だから、ギャグとかじゃなくて、教授の本気の研究を全部絵で見せてくれているマンガなんですよ。
西井万理那(パートナー):すごいね!
吉田:おすすめポイントその2は「ストーリーのある図鑑」。
作者の星野之宣さんは、日本の歴史上でもっとも絵の上手いマンガ家さんの1人なんですよ。歴史上のものって、我々写真を持ってないじゃないですか。例えば、人類が牛を思いっ切り狩っていた頃の様子を、写真みたいな絵で全部描いてくれているんです。これが描ける人は、世界中にほとんどいないです。これを図鑑レベルで描いてるんだけど、マンガだからちゃんとストーリーがあって。女子プロレスラーとか出てきたりして、ちゃんと面白いエンターテインメントにもなってて、結構ドキドキする事件とかも起きたりするっていう。“ストーリーのある図鑑”なんですよね。
西井:なるほど!
吉田:おすすめポイントその3は「大英博物館ともコラボしている」。
ほかの人には描けないレベルの絵を描いていて、こういう芸術って、世界にほかに存在しないんですよ。今回に関して言うと、元々、宗像教授はイギリスにいた学者さんっていう設定だったするんですけど、それが評価されて、大英博物館から依頼があって、大英博物館で宗像教授の展示をやってるんですよ。そういうレベルの「超本格学術マンガ」なんです。
『宗像教授世界篇』の魅力的な要素3つを語った吉田。この作品は、コミックス最新第5巻が発売されたところで、最新話は『ビッグコミック』で連載中。作品に関する詳細は、ホームページや公式SNSでチェックすることができる。
番組情報
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ニッポン放送初のVRアナウンサー「一翔剣(いっしょう・けん)」がお届けする、カルチャー・エンタメプログラム。YouTube Live上に『VR』空間を展開し、60分のラジオ番組を同時生配信! 一翔剣は、2019年に"HoneyWorks"ヤマコ氏のデザインによるVRアナウンサーとして活動開始。今回、アイドル・アーティストとして活動する西井万理那、末吉9太郎を番組パートナーに迎え、『VR』空間でコラボレーションしていく!!
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