2月9日(日)深夜、バーチャルMC・一翔剣(吉田尚記アナウンサー)がパーソナリティを務めるラジオ番組『ミューコミVR』(ニッポン放送・毎週日曜日23時30分~)が放送。吉田が、原作・中野信子、構成・藤澤勇希、作画・丸 円子による作品『脳科学者転生』のおすすめポイント3つを紹介した。
番組では、コーナー『サポーターズVR by 小学館』を展開。こちらは、年間500冊以上マンガを読んでいるという吉田が、今誰かにオススメしたい作品を紹介するコーナーとなっており、今回は『脳科学者転生』をピックアップ。論文の〆切に追いたてられる脳科学者・中野信子は過労で意識を失ってしまい、目覚めるとそこは異世界だった!――といったところから始まる、“異世界×脳科学”の前人未踏の科学エンターテインメントとなっている。
今回は吉田が、このマンガのおすすめポイント3つを解説した。
吉田:おすすめポイントその1は「画面の密度」。
このマンガ、ものすごく絵が上手いんですけど、この画面の密度をどうやって実現してるのかというと…。やっぱりマンガって、お話を考えなきゃいけなくて、キャラクター考えなきゃいけなくて、小回りを考えて、絵を入れなきゃいけないわけですよ。すごく膨大な作業なんですけど、この作品、原作が農科学者の中野信子さんで、ネームを書いてる方…つまり小回りやセリフを書いてる方が藤澤勇希さんっていう方で、作画をしている方が丸 円子さんという人で、3人も入ってるんですよ。このパターンは珍しくて、ここまでのことをしてるので、絵の密度がすごいの。だから、異世界がすごく異世界らしく見えるんですよ。
西井万理那(パートナー):すごいね!
吉田:おすすめポイントその2は「科学エンターテインメント」。
現代の技術って、やっぱりすごいじゃないですか。それを異世界に持っていくとびっくりされるっていうパターンって、マンガの王道パターンの1つなんですけど。この作品も、当然ファンタジー世界に行くと、「魔法使いだ!」みたいなことになってくるわけですよ。やっぱり、科学エンターテインメントはめちゃめちゃ面白い。今のところ、明日1巻が出るので、僕が読めたのは5話までなんですけど。5話までの段階では、「まだもうちょっといける」っていう伸び代を感じてます。
西井:なるほど!
吉田:おすすめポイントその3は「脳科学」。
今までの作品は、物理学者とか化学者だったらできちゃうような話で、無双する作品が多かったんですね。実は脳科学っていう学問は、ほかと全然違って、めちゃくちゃ面白い学問なのね。例えばこの中野信子さんって方、「サイコパスが、実は人口の数%本当に存在する」っていうのを、研究者として明らかにしてるんですよ。だから ファンタジー世界なのに、ここからそういう心理戦になってくる可能性があります。あと、最近SNSで、間違ってる人を叩くと気持ちよくなる“正義中毒”ってあったりするじゃないですか。中野信子さんって、そういうのを一番初めに世間に言い出した方なんですよ。この作品はこの看板である以上、絶対これから出てくると思うので、そこが超楽しみだなって思ってます。
『脳科学者転生』の魅力的な要素3つを語った吉田。この作品の最新話は『やわらかスピリッツ』で読むことができ、コミックスは第1巻が2月10日に発売されたばかり。作品に関する詳細は、ホームページや公式SNSでチェックすることができる。
番組情報
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ニッポン放送初のVRアナウンサー「一翔剣(いっしょう・けん)」がお届けする、カルチャー・エンタメプログラム。YouTube Live上に『VR』空間を展開し、60分のラジオ番組を同時生配信! 一翔剣は、2019年に"HoneyWorks"ヤマコ氏のデザインによるVRアナウンサーとして活動開始。今回、アイドル・アーティストとして活動する西井万理那、末吉9太郎を番組パートナーに迎え、『VR』空間でコラボレーションしていく!!
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