12月22日(日)深夜、バーチャルMC・一翔剣(吉田尚記アナウンサー)がパーソナリティを務めるラジオ番組『ミューコミVR』(ニッポン放送・毎週日曜日23時30分~)が放送。吉田が、遊維による作品『大海に響くコール』のおすすめポイント3つを紹介した。
番組では、コーナー『サポーターズVR by 小学館』を展開。こちらは、年間500冊以上マンガを読んでいるという吉田が、今誰かにオススメしたい作品を紹介するコーナーとなっており、今回は『大海に響くコール』をピックアップ。今回は吉田が、このマンガのおすすめポイント3つを解説した。
吉田:おすすめポイントその1は「超本格シャチもの」。
“大海に響くコール”っていうのは、シャチ同士が呼びかわす呼び声のことなんだって。シャチを好きな人たちが聞いて「ああ」って分かるような、シャチしか出せない声がそこにあったりするんですけど。もう本当に、シャチを生物学的にめちゃくちゃ調べて描いてるんですよ。物語としては、もうすぐ高校3年生になる中井かわずこと“ぴょこ”ちゃんと、同じ学校に通う美少女・神崎さんが出てきて。神崎さんは、初めからシャチがめちゃくちゃ好きで、水族館とかに通いまくってるんです。で、何にも夢中になるものがなかったぴょこちゃんが、神崎さんに興味を持って、その先にも興味があるシャチがあって、“新参オタ”みたいな感じで推し始めるって話なんですよ。
西井万理那(パートナー):お~!
吉田:おすすめポイントその2は「新配合率の萌え青春もの」。
萌え青春ものって、女の子たちが他愛もない話で仲良くしてたりするのがいいじゃないですか。この作品も仲良くしてはいるんだけど、高3だから同時に進路問題とかが出てきて、それをすっごいリアルなバランスでやってるんです。そして、出てくるシャチの研究者や水族館の人とかが、全部女の人。その配分がものすごく珍しいんですよ。リアルに描こうと思うと、おじさんとか出てきちゃうけど、おじさんはチラッとしか出てこない。基本的には青春している女の子たちがずっと味わえるんだけど、“本格シャチもの”で、進路とか悩んでるから、あんまりベタベタしていない。このバランスの萌えものって、なかなかないなと思います。
西井:へぇ~!
吉田:おすすめポイントその3は「大ゴマが煽る感動」。
シャチものとして本格的なんで、シャチの絵とかむちゃくちゃ上手いんですよ。僕が見てほしいのは1巻の193ページと2巻の156ページで、本当にすごいなと思ったんですが。セリフのやり取りは、全然ドラマチックじゃないのよ。普通のやり取りをしてるんだけど、大ゴマを使っているから、ナレーションとかなくても、「ここは感動するところだ」って一発で分かっちゃうんです。カメラワークでめっちゃ頑張ってるタイプのマンガですね。
『大海に響くコール』の魅力的な要素3つを語った吉田。この作品は、コミックスの最新第2巻が発売されたばかりで、最新話は毎月12日発売のマンガ雑誌『ゲッサン』で連載中。作品に関する詳細は、ホームページや公式SNSでチェックすることができる。
番組情報
ニッポン放送初のVRアナウンサー「一翔剣(いっしょう・けん)」がお届けする、カルチャー・エンタメプログラム。YouTube Live上に『VR』空間を展開し、60分のラジオ番組を同時生配信! 一翔剣は、2019年に"HoneyWorks"ヤマコ氏のデザインによるVRアナウンサーとして活動開始。今回、アイドル・アーティストとして活動する西井万理那、末吉9太郎を番組パートナーに迎え、『VR』空間でコラボレーションしていく!!
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