11月10日(日)深夜、バーチャルMC・一翔剣(吉田尚記アナウンサー)がパーソナリティを務めるラジオ番組『ミューコミVR』(ニッポン放送・毎週日曜日23時30分~)が放送。吉田が、藤子・F・不二雄による作品『エスパー魔美』のおすすめポイント3つを紹介した。
番組では、コーナー『サポーターズVR by 小学館』を展開。こちらは、年間500冊以上マンガを読んでいるという吉田が、今誰かにオススメしたい作品を紹介するコーナーとなっており、今回は『エスパー魔美』をピックアップ。2023年12月から始まった「藤子・F・不二雄生誕 90周年イヤー」がこの11月で終了することを受けて、今月は藤子・F・不二雄氏の作品を紹介するスペシャル月間を実施している。
この作品は、主人公の少女・佐倉魔美がある日超能力に目覚め、クラスメイトの高畑和夫と共に人助けや難事件の解決に人知れず大活躍する物語で、ミステリー要素と爽やかな正義感、思春期のドキドキがいっぱいの、藤子・F・不二雄を代表するSFジュブナイルとなっている。今回は吉田が、VTuberのときのそらをゲストに迎え、このマンガのおすすめポイント3つを解説した。
吉田:おすすめポイントその1は「毎回必ずオチあり」。
ミステリーなんですけど、事件が起きて、魔美が解決しに行った後に、「あ、なるほど、そうなるのか」ってオチが、毎話ちゃんと全部ついてるんです。話がちゃんとミステリーになっているから、ある意味同じ形のコマ割りが続いても飽きないんだよね。コマ割りを複雑にしないと飽きちゃうような物語もあると思うんですけど、ちゃんと物語にオチがあるので、『エスパー魔美』は落ち着いた形で読んでいけるんです。
ときの:へぇ~!
吉田:おすすめポイントその2は「魔美がめちゃめちゃ明るい」。
女の子でこんなカラっとしたタイプの主人公って、それまでの少女マンガでもあんまりなかったし、珍しいキャラクターなんですよ。エスパーなんだけどおっちょこちょいで、自分がエスパーになったことについて基本悩まない(笑)エスパーだから、ほかの人のピンチが分かっちゃうんだけど、「今日は無視するかな…」とかじゃなくて全部助けに行くんです。
ときの:お~!
吉田:おすすめポイントその3は「でもちょっとビター」。
魔美ちゃんは、いろんな人を助けに行くじゃないですか。「あの人かわいそうだから、助けなきゃ」って言うんだけど、そこで高畑君が、「その後の面倒をずっと見られるの?」みたいなことを言うんですよ。一時の気の迷いで助けてあげたら、逆に可哀そうなんじゃない?」みたいなことを言うんだけど、でも助ける…みたいなことがあったりするんです。
『エスパー魔美』の魅力的な要素3つを語った吉田。今回、藤子・F・不二雄氏の生誕 90周年を記念し、様々な藤子・F・不二雄作品を題材に16人のマンガ家が参加した『藤子・F・不二雄トリビュート&原作アンソロジー F THE TRIBUTE』が、11月22日に発売される。また、『ドラえもん / 藤子・F・不二雄公式YouTubeチャンネル』内に『90周年記念|藤子・F・不二雄アニメ大集合』のコーナーがありまして、『エスパー魔美』の3話分が期間限定で公開されている。作品に関する詳細は、公式ホームページやSNSなどでチェックすることができる。
番組情報
ニッポン放送初のVRアナウンサー「一翔剣(いっしょう・けん)」がお届けする、カルチャー・エンタメプログラム。YouTube Live上に『VR』空間を展開し、60分のラジオ番組を同時生配信! 一翔剣は、2019年に"HoneyWorks"ヤマコ氏のデザインによるVRアナウンサーとして活動開始。今回、アイドル・アーティストとして活動する西井万理那、末吉9太郎を番組パートナーに迎え、『VR』空間でコラボレーションしていく!!
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