11月3日(日)深夜、バーチャルMC・一翔剣(吉田尚記アナウンサー)がパーソナリティを務めるラジオ番組『ミューコミVR』(ニッポン放送・毎週日曜日23時30分~)が放送。吉田が、藤子・F・不二雄による作品『ドラえもん』のおすすめポイント3つを紹介した。
番組では、コーナー『サポーターズVR by 小学館』を展開。こちらは、年間500冊以上マンガを読んでいるという吉田が、今誰かにオススメしたい作品を紹介するコーナーとなっており、今回は『ドラえもん』をピックアップ。2023年12月から始まった「藤子・F・不二雄生誕 90周年イヤー」がこの11月で終了することを受けて、今月は藤子・F・不二雄氏の作品を紹介するスペシャル月間を実施している。
今回は吉田が、バーチャルシンガーソングライターの夢追翔をゲストに迎え、このマンガのおすすめポイント3つを解説した。
吉田:おすすめポイントその1は「展開が早い」。
すごく複雑そうなストーリーでも10ページしかなかったりして、いいスピードで読めるんだけど、『ドラえもん』って密度が本当に高いマンガで、実は文字数とかものすごいんですよ。作者として見ると、めちゃくちゃ読者を信頼して、なおかつ思い切りが良くないと、あんなにコマ減らないんですよね。すごく展開が早いのに早いと感じさせない、藤子・F・不二雄先生の技術が恐ろしい。
夢追:なるほど!
吉田:おすすめポイントその2は「さらりと入ってくる人生の真実」。
すごくムダがない展開なのに、ストーリーだけじゃなくて価値観が入ってくるんですよ。例えば、「どっちも自分が正しいと思ってるよ。戦争なんてそんなもんだよ」…このセリフが『ドラえもん』に出てくるんです。これを子供に読んでもらってるのってすごくない?我々は子供の頃に『ドラえもん』を読めて、人生に深みを与えてもらってると改めて思います。
夢追:全員読んだ方がいいマンガ!
吉田:おすすめポイントその3は「ドラえもんが最も過激」。
ドラえもんって、自分の気持ちで暴走することがいっぱいあるんです。『ドラえもんの歌』っていう回では、「芸術が分からないヤツは人間じゃない」ってジャイアンに食いついていたりとか(笑)ドラえもんが1番ヤバくて本当に面白いですよ。
『ドラえもん』の魅力的な要素3つを語った吉田。今回、藤子・F・不二雄氏の生誕 90周年を記念し、様々な藤子・F・不二雄作品を題材に16人のマンガ家が参加した『藤子・F・不二雄トリビュート&原作アンソロジー F THE TRIBUTE』が、11月22日に発売される。作品に関する詳細は、ホームページや公式SNSでチェックすることができる。
番組情報
ニッポン放送初のVRアナウンサー「一翔剣(いっしょう・けん)」がお届けする、カルチャー・エンタメプログラム。YouTube Live上に『VR』空間を展開し、60分のラジオ番組を同時生配信! 一翔剣は、2019年に"HoneyWorks"ヤマコ氏のデザインによるVRアナウンサーとして活動開始。今回、アイドル・アーティストとして活動する西井万理那、末吉9太郎を番組パートナーに迎え、『VR』空間でコラボレーションしていく!!
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