10月13日(日)深夜、バーチャルMC・一翔剣(吉田尚記アナウンサー)がパーソナリティを務めるラジオ番組『ミューコミVR』(ニッポン放送・毎週日曜日23時30分~)が放送。吉田が、しょたんによる作品『君は冥土様。』のおすすめポイント3つを紹介した。
番組では、コーナー『サポーターズVR by 小学館』を展開。こちらは、年間500冊以上マンガを読んでいるという吉田が、今誰かにオススメしたい作品を紹介するコーナーとなっており、今回は『君は冥土様。』をピックアップ。高校生・横谷人好の家に「雇って欲しい」とメイド・雪がやってくるが、実はこのメイドの前職は“暗殺者”。暗殺は得意だが家事は全くの初心者というメイドを雇うところから始まる、ドタバタ作品となっている。
今回は吉田が、バーチャルシンガーソングライターの夢追翔をゲストに迎え、このマンガのおすすめポイント3つを解説した。
吉田:おすすめポイントその1は「一枚絵がマジですごい」。
マンガはストーリーが分かればいいので、実は一枚絵のパワーがイラスト的に高くなくても、面白いマンガは描けるんですよ。でも、このマンガは、全部がイラストとしてキレイって言えるレベルのマンガなんです。この画力はなかなかないし、しかも決めのシーンの、雪さんの感情が動くシーンだけタッチを変えて、そこだけデッサンみたいにしてるんですよ。本当にこの画力はすごい!
西井万理那(パートナー):うんうん!
吉田:おすすめポイントその2は「日常と非日常」。
ドジっ子のメイドさんが出てくるタイプのマンガっていっぱいあるけど、裏が暗殺者なんですよ。だからこの作品って、同じスタートでも、ときどきゴリゴリのサスペンスになるんです。裏社会に取り込まれて生き続けた、暗殺者としての雪さんの一面が出てくるときもあれば、飼っている犬などもあって。シリアスパートとコメディパートが、両方存在するんです。普通これは、絵をどちらかに寄せなければできないんですよ。コメディっぽい絵の人はそういう作品になるし、シリアスっぽい絵の人はそっちになるじゃないですか。でも、作者のしょたんさんは絵がめちゃくちゃ上手いので、両方できるんですよ。こういう作品は、意外にない。
夢追:なるほど!
吉田:おすすめポイントその3は「話がめちゃくちゃ広がってきたけど、キャラが大切にされている」。
連載が続いてくると、どんどんキャラクター増えてくるんですが、そういうのって、「(作品の)人気を出すために、新たなキャラクター入れましょうか」みたいな話になってることが多いんですけど。この作品は、多分初めはそんな長く想定していなかったと思うんですよね。で、いい意味で、ずっと雪さんがかわいいの。それで、主人公の人好くんが、超いいヤツなんですよ。ブレが全然なくて、キャラクターがいっぱい出てくるんですけど、ムダに消費されていない感じがすごいんです。
『君は冥土様。』の魅力的な要素3つを語った吉田。この作品は、10月からアニメがスタートしており、最新話は『サンデーうぇぶり』で配信中。さらに、コミックスは、最新第9巻が発売中。作品に関する詳細は、ホームページや公式SNSでチェックすることができる。
番組情報
ニッポン放送初のVRアナウンサー「一翔剣(いっしょう・けん)」がお届けする、カルチャー・エンタメプログラム。YouTube Live上に『VR』空間を展開し、60分のラジオ番組を同時生配信! 一翔剣は、2019年に"HoneyWorks"ヤマコ氏のデザインによるVRアナウンサーとして活動開始。今回、アイドル・アーティストとして活動する西井万理那、末吉9太郎を番組パートナーに迎え、『VR』空間でコラボレーションしていく!!