9月8日(日)深夜、バーチャルMC・一翔剣(吉田尚記アナウンサー)がパーソナリティを務めるラジオ番組『ミューコミVR』(ニッポン放送・毎週日曜日23時30分~)が放送。吉田が、乃木坂太郎による作品『夏目アラタの結婚』のおすすめポイント3つを紹介した。
番組では、コーナー『サポーターズVR by 小学館』を展開。こちらは、年間500冊以上マンガを読んでいるという吉田が、今誰かにオススメしたい作品を紹介するコーナーとなっており、今回は『夏目アラタの結婚』をピックアップ。児童相談所に勤務する30代の独身男性・夏目アラタは、あるとき問題を抱えた子供から「お父さんを殺した女性連続殺人鬼の“品川ピエロ”こと品川真珠に会ってほしい」と頼まれ面会に行くが、「死刑囚となった場合、会えるのは家族だけ」などの事情から、夏目は品川に「結婚しよう」持ちかける。そんな、“結婚と殺人が複雑に入り混じったミステリー”となっている。
今回は吉田が、声優の徳井青空と小岩井ことりをゲストに迎え、このマンガのおすすめポイント3つを解説した。
吉田:おすすめポイントその1は「殺人鬼のキャラクター」。
「普通の人が、思い余って刺しちゃいました」では、サスペンスにならないじゃないですか。(品川真珠は)すっごい気持ちが悪いけど、でも美少女。だけど、口を開けると、めちゃくちゃ歯並びが悪いっていう…。でも、そこがどうやら、育てられ方に問題があったらしいみたいなキャラクターで、すごく鋭いときもあればめちゃくちゃ子供っぽいときもある。しかも、やり取りは手紙でしかできないんですが、その手紙のニオイを覚えていたり…とか。こんな殺人鬼のキャラクターを描けたマンガ家って、今までいなかっただろうな。この殺人鬼のキャラクターを見るだけでも、まず価値があります。
徳井&小岩井:そうですよね…!
吉田:おすすめポイントその2は「大人の心理描写」。
「結婚しよう」って言ってるうちに、アラタも、「あれ?ひょっとしたら、コイツ冤罪かも…」みたいに思っちゃうわけですよ。ミステリーなので先は言わないんだけど、「コイツのこと、本当に好きなのかもしれない」「いや、待て。それは自分さえも騙すための方便だったのではないか?」みたいなことって、大人は思うじゃないですか。相手から情報を引き出そうとしてるうちに、どんどんそうなっていって、それが毎ページ揺れ動くんです。
徳井&小岩井:え~!
吉田:おすすめポイントその3は「青年漫画だからこそのドキドキ」。
少年マンガって、まぁ最後はハッピーエンドじゃないですか。『夏目アラタの結婚』もハッピーエンドにはなってほしいんだけど、でも、青年漫画はどっちでもおかしくないんです。僕、12巻の最後まで1ミリも飽きずに読みました。これすごいよ!
徳井&小岩井:わ~読みたい!
『夏目アラタの結婚』の魅力的な要素3つを語った吉田。この作品は、柳楽優弥主演の映画が公開されたばかりで、コミックスは全12巻が発売中。作品に関する詳細は、ホームページや公式SNSでチェックすることができる。
番組情報
ニッポン放送初のVRアナウンサー「一翔剣(いっしょう・けん)」がお届けする、カルチャー・エンタメプログラム。YouTube Live上に『VR』空間を展開し、60分のラジオ番組を同時生配信! 一翔剣は、2019年に"HoneyWorks"ヤマコ氏のデザインによるVRアナウンサーとして活動開始。今回、アイドル・アーティストとして活動する西井万理那、末吉9太郎を番組パートナーに迎え、『VR』空間でコラボレーションしていく!!