8月4日(日)深夜、バーチャルMC・一翔剣(吉田尚記アナウンサー)がパーソナリティを務めるラジオ番組『ミューコミVR』(ニッポン放送・毎週日曜日23時30分~)が放送。吉田が、藤子・F・不二雄による作品『T・Pぼん(タイムパトロールぼん) 新装版』のおすすめポイント3つを紹介した。
番組では、コーナー『サポーターズVR by 小学館』を展開。こちらは、年間500冊以上マンガを読んでいるという吉田が、今誰かにオススメしたい作品を紹介するコーナーとなっており、今回は『T・Pぼん(タイムパトロールぼん) 新装版』をピックアップ。ある日タイムパトロールの存在を知ってしまった平凡な中学生・並平凡が、先輩隊員のリームと一緒に、一人前のタイムパトロールとして全世界・全時代を通じて不幸な死を遂げた人々を助けに行く、SFアドベンチャー大作となっている。
今回は吉田が、バーチャルシンガーのヰ世界情緒をゲストに迎え、このマンガのおすすめポイント3つを解説した。
吉田:おすすめポイントその1は「大河ドラマ級の歴史ロマンが35本分」。
新装版が5巻まで出ていて、エピソード35まであるんですけど。これだけすごいSFの想像をしたら、1年分のドラマができちゃうぐらいの、めちゃくちゃ密度の高い話の展開なんですよ。これが35本も新たに読めて。エジプトの話や近年の沖縄の戦争の話など、いろんなシリーズを贅沢に短いページで書いているんです。「藤子・F・不二雄先生って本当にすごいな」って思わされる話の展開なんですね。1話だけ読んでも面白いんですけど、これが35本 あって、全部違うシチュエーションなので。歴史の勉強とかじゃないけど、自然に勉強になっちゃうような作品です。
ヰ世界:確かに!
吉田:おすすめポイントその2は「鮮やかなオチ」。
そのまま歴史をなぞっているだけじゃなくて、キャラクターに関して、「名前が2つある説が今でも学説で固まってません」みたいなのがあったりするじゃない?そこを、エンターテイメントでオチにしてるんですよ。オチていない話が基本ほぼないです。藤子・F・不二雄先生の構成力はすごいなと思いました。
ヰ世界:へぇ~!
吉田:おすすめポイントその3は「並平凡の不思議なキャラクター」。
ダメな子ではあるが、ダメすぎもしない。やるときはやるのだが、やった後にドヤるときもあれば、何にも言わないときもあるみたいな。すごく人間っぽいところが、また面白いなという風に思っています。
『T・Pぼん(タイムパトロールぼん) 新装版』の魅力的な要素3つを語った吉田。この作品は、現在新シリーズのアニメ版がNetflixにて配信中で、通常版の全5巻が絶賛発売中。作品に関する詳細は、ホームページや公式SNSでチェックすることができる。
番組情報
ニッポン放送初のVRアナウンサー「一翔剣(いっしょう・けん)」がお届けする、カルチャー・エンタメプログラム。YouTube Live上に『VR』空間を展開し、60分のラジオ番組を同時生配信! 一翔剣は、2019年に"HoneyWorks"ヤマコ氏のデザインによるVRアナウンサーとして活動開始。今回、アイドル・アーティストとして活動する西井万理那、末吉9太郎を番組パートナーに迎え、『VR』空間でコラボレーションしていく!!