意外とないタイプのデスゲーム作品!ケレン味がすごい“理屈エンターテインメント”『ROPPEN-六篇-』の魅力

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6月30日(日)深夜、バーチャルMC・一翔剣(吉田尚記アナウンサー)がパーソナリティを務めるラジオ番組『ミューコミVR』(ニッポン放送・毎週日曜日23時30分~)が放送。吉田が、宮下暁による作品『ROPPEN-六篇-』のおすすめポイント3つを紹介した。

意外とないタイプのデスゲーム作品!ケレン味がすごい“理屈エンターテインメント”『ROPPEN-六篇-』の魅力

番組では、コーナー『サポーターズVR by 小学館』を展開。こちらは、年間500冊以上マンガを読んでいるという吉田が、今誰かにオススメしたい作品を紹介するコーナーとなっており、今回は『ROPPEN-六篇-』をピックアップ。山口県西部に位置する架空の島国である“独裁国家”六篇法国にて、国のトップの座をかけた「六人の殺し屋による殺し合い(=教王戦)」が開催されることに。そうした中で、主人公・シフを中心に殺し屋とのデスゲームを行う作品となっている。

今回は吉田が、バーチャルシンガーソングライターの夢追翔をゲストに迎え、このマンガのおすすめポイント3つを解説した。

吉田:おすすめポイントその1は「デスゲーム2.0」。

デスゲームは、マンガ業界ですごく流行ってるんですよ。でも、それって大体主人公が、あんまり有力じゃない場合が多いんです。「知らないうちに巻き込まれちゃった」みたいなところか始まる作品が多いんですけど。でも、この作品は、デスゲームに参加する人間が、デスゲームに参加するって分かっているプロ中のプロなんですよ。殺し屋同士のデスゲームは、意外にない。

夢追:なるほどね!

吉田:おすすめポイントその2は「理屈エンターテインメント」。

主人公のシフは“殺し屋殺し”なんですが、超実力あるんですよ。誰でも簡単に殺せるし、一般人が巻き込まれそうになったときに、シフは必ず一般人を守るんですね。それで相手から、「善悪などというものは、弱者が考え出した論理だ」「強い者が勝ってた方がずっといいはずなのに、弱者は善悪というものを持ち込んで、人を殺してはいけないということにしたんだ」みたいに言われるんですよ。それに対して、シフが答える言葉が素晴らしいんですよ。「なぜ人を守るのか?」みたいなことを相手から聞かれるんですが……。生命が地球に誕生する確率って、どれくらいだと思いますか?およそ10の4万乗分の1です。「この数字は、例えるなら、猿が適当にタイプライターを打って、偶然シェイクスピアのハムレットが出来上がる確率だ」と。「だから、人が1人死んでいいなんて、そんな簡単なことなわけないじゃん」みたいなことを言うわけですよ。理屈が丁寧!ここまできたら、エンターテインメントですよ。

夢追:(笑)

吉田:おすすめポイントその3は「ケレン味がすごい」。

女優が戦ってたり、最強の兵士が武器いっぱい持って戦ったりとかあるんだけど、全員にちゃんとした理屈がついています。おしゃれポイントだけじゃなくて、納得ができる。バトルシーンもすごい絵で描かれてるんですけど、その辺も含めてオススメだなって思いますね。

『ROPPEN-六篇-』の魅力的な要素3つを語った吉田。この作品は、『週刊スピリッツ』にて絶賛連載中で、コミックスは最新第5巻が発売中。作品に関する詳細は、ホームページや公式SNSでチェックすることができる。

番組情報

ミューコミVR

毎週日曜日 23:30 - 24:30

番組HP

ニッポン放送初のVRアナウンサー「一翔剣(いっしょう・けん)」がお届けする、カルチャー・エンタメプログラム。YouTube Live上に『VR』空間を展開し、60分のラジオ番組を同時生配信! 一翔剣は、2019年に"HoneyWorks"ヤマコ氏のデザインによるVRアナウンサーとして活動開始。今回、アイドル・アーティストとして活動する西井万理那(ZOC)、末吉9太郎(CUBERS)を番組パートナーに迎え、『VR』空間でコラボレーションしていく!!

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