6月16日(日)深夜、バーチャルMC・一翔剣(吉田尚記アナウンサー)がパーソナリティを務めるラジオ番組『ミューコミVR』(ニッポン放送・毎週日曜日23時30分~)が放送。吉田が、唐々煙による作品『蒼炎のスカベンジャー』のおすすめポイント3つを紹介した。
番組では、コーナー『サポーターズVR by 小学館』を展開。こちらは、年間500冊以上マンガを読んでいるという吉田が、今誰かにオススメしたい作品を紹介するコーナーとなっており、今回は『蒼炎のスカベンジャー』をピックアップ。数百年前、地球に隕石が衝突したことにより、人類は上へ上へと暮らしを発展させていくが、地上には辛い生活をしている人々が。隕石によって現れた“スカベンジャー”が存在する世界で、主人公・ニチカが困難に立ち向かっていく、クライムアクション作品となっている。
今回は吉田が、VRアイドルのえのぐ(鈴木あんず、白藤環、日向奈央)をゲストに迎え、このマンガのおすすめポイント3つを解説した。
吉田:おすすめポイントその1は「複雑な物語がサクサク読める」。
トラブルが多いだけの作品だったら、クリエーターの人たちならいくらでも作れるわけですよ。でも、めちゃくちゃ複雑なことがいっぱい起きてるんです。まず、「複雑な縦長の世界なんだな」っていうのが、2ページで分かるんですよ。すごい説明力で。そこに姉妹が暮らしていて、ものすごくひどい目に遭わされているってことが分かる上に、そこから始まる大バトルも、全部1話でキレイに入ってるんですよ。
鈴木・白藤・日向:へぇ~!
吉田:おすすめポイントその2は「超美麗な絵」。
実際に存在するものの絵が上手く描けることもすごいんですけど、この世に存在しない世界の絵が、めちゃくちゃ上手いんですよ。あと、これは僕が電子書籍でのみで確認したんですけど……。物語のページって基本的には白黒で、カラーページはカラーページで別々になってるじゃないですか。この作品はいろんな秘密があるんだけど、この少年・ニチカくんは、目だけがちょっと特殊で、色が金色なんですよ。普通だったら白黒の印刷で「目が金色だな、あいつ」とか、そういうセリフがついているじゃないですか。電子書籍に関しては、そうじゃなくて、ちゃんと目の部分が金色になっています。『蒼炎のスカベンジャー』だから、青い炎もどこかで出てくるんですけど、ちゃんと青で描かれている。デザイン的に、めちゃめちゃかっこいいですよ。
鈴木・白藤・日向:すごい!
吉田:おすすめポイントその3は「ご飯が超マズそう」。
これは完全に、僕の偏ったおすすめポイントなんですけど(笑)このマンガって下剋上の物語で、一番ひどい生活をしていた人たちが、圧政を仕掛けてくる人たちをひっくり返すところが 気持ちいい作品なんですけど。それの表現のために、1巻ではいろんな物語が出てるんだけど、何回か食べているご飯が全部まずそうなんです。どこかで美味しいご飯食べるときが来るんじゃないかと思うんですけど、この絵の上手さだから、まずいのを見たあとだと、多分格別だと思うんです。
『蒼炎のスカベンジャー』の魅力的な要素3つを語った吉田。この作品は『サンデーうぇぶり』にて連載中で、コミックスの第1巻が発売されたばかり。作品に関する詳細は、ホームページや公式SNSでチェックすることができる。
番組情報
ニッポン放送初のVRアナウンサー「一翔剣(いっしょう・けん)」がお届けする、カルチャー・エンタメプログラム。YouTube Live上に『VR』空間を展開し、60分のラジオ番組を同時生配信! 一翔剣は、2019年に"HoneyWorks"ヤマコ氏のデザインによるVRアナウンサーとして活動開始。今回、アイドル・アーティストとして活動する西井万理那、末吉9太郎を番組パートナーに迎え、『VR』空間でコラボレーションしていく!!