8月25日(日)深夜、バーチャルMC・一翔剣(吉田尚記アナウンサー)がパーソナリティを務めるラジオ番組『ミューコミVR』(ニッポン放送・毎週日曜日23時30分~)が放送。吉田が、藤間麗による作品『王の獣~掩蔽のアルカナ~』のおすすめポイント3つを紹介した。
番組では、コーナー『サポーターズVR by 小学館』を展開。こちらは、年間500冊以上マンガを読んでいるという吉田が、今誰かにオススメしたい作品を紹介するコーナーとなっており、今回は『王の獣~掩蔽のアルカナ~』をピックアップ。人間に支配されている半身半獣の“亜人”の少女・藍月は、無残に殺された弟の敵を討つため、皇子の“従獣”として皇宮に参内する。男装の獣人少女×皇子皇宮ファンタジーの新たなる物語となっている。
今回は吉田が、このマンガのおすすめポイント3つを解説した。
吉田:おすすめポイントその1は「全部入りなのに味が濁ってない」。
この作品は、少女マンガ誌の『Cheese!』っていう雑誌に載ってるんですけど。『Cheese!』って、オフィスラブの話だったりペットがかわいい作品だったりがいっぱい載ってるんですけどこの作品はまず“亜人”なので、ペット系のかわいさもあるんですよ。それと、王子様に愛されるという王道の要素もちゃんと入ってるんですよ。しかも、みんな大好きな“男装”を亜人の少女にやってもらってて、さらに、この話は歴史ロマンなんです。これを全部やったら、普通は混乱しちゃうんですけど、この作品はめちゃくちゃ読みやすいんですよ。現在16巻まで出てるんですけど、そこまで読むのに、僕は多分3時間ぐらい。これは、マンガ力高いからです。
西井万理那(パートナー):すごい!
吉田:おすすめポイントその2は「歴史大河作なのに恋愛甘々マンガ」。
中国の架空の歴史を再現した、結構重たいストーリーなんですよ。差別があったり戦争があったり、殺し合いや陰謀もいっぱい出てくるんだけど、その中で、いろんな組み合わせでラブラブがあって。ラブラブのところは、めちゃめちゃ繊細に描いているんです。そういうところに興味を持って読んでてもらって全然いいんですけど、僕が驚愕したのは、8巻から9巻ぐらい。細かいことはネタバレになるので言えないんですけど、「この始まり方で始まったのは、この関係を描くためだったんだ」って。そこまで、3年ぐらいかけて描いているんですよ。
西井:え~気になる!
吉田:おすすめポイントその3は「絵がめちゃめちゃキレイ」。
作者の藤間麗さんという方は、本当にすごいなと思うんですけど。16巻まで読みましたが、このクオリティの美少年たちを描きながら、絵の破綻が1つもないです。このクオリティで、ぜひご感動いただきたいという風に思っております。
『王の獣~掩蔽のアルカナ~』の魅力的な要素3つを語った吉田。この作品は、最新話が『Cheese!』にて連載中で、コミックスは第16巻が発売中。16巻の発売記念として、大人気男装コスプレイヤー・ウィルの撮り下ろしビジュアルも公開されている。作品に関する詳細は、ホームページや公式SNSでチェックすることができる。
番組情報
ニッポン放送初のVRアナウンサー「一翔剣(いっしょう・けん)」がお届けする、カルチャー・エンタメプログラム。YouTube Live上に『VR』空間を展開し、60分のラジオ番組を同時生配信! 一翔剣は、2019年に"HoneyWorks"ヤマコ氏のデザインによるVRアナウンサーとして活動開始。今回、アイドル・アーティストとして活動する西井万理那、末吉9太郎を番組パートナーに迎え、『VR』空間でコラボレーションしていく!!