12月8日(日)深夜、バーチャルMC・一翔剣(吉田尚記アナウンサー)がパーソナリティを務めるラジオ番組『ミューコミVR』(ニッポン放送・毎週日曜日23時30分~)が放送。吉田が、田島青による作品『ホテル・インヒューマンズ』のおすすめポイント3つを紹介した。
番組では、コーナー『サポーターズVR by 小学館』を展開。こちらは、年間500冊以上マンガを読んでいるという吉田が、今誰かにオススメしたい作品を紹介するコーナーとなっており、今回は『ホテル・インヒューマンズ』をピックアップ。今回は吉田が、このマンガのおすすめポイント3つを解説した。
吉田:おすすめポイントその1は「大ヒット作品×大ヒット作品」。
この作品の舞台はホテルで、コンシェルジュの人たちのお話なんですけど。昔、石ノ森章太郎先生の作品に、『HOTEL』っていう大ヒット作品があったんですよ。ホテルって、人のドラマがいっぱいあるじゃないですか。そういうところが舞台で。もう1つが「インヒューマンズ」なんですけど、インヒューマンズっていうのは、ちょっと言葉強いですけど「ひとでなし」みたいな意味なんですよ。じゃあ、どんな人たち用のホテルなのかというと…殺し屋専用のホテルなんです。その殺し屋たちの最新の武器の手配とか、安心の身元詐称とか、完璧な死体処理とかを、このホテル・インヒューマンズには預けられるということで、『鮮烈のキリング・ホテル・ドラマ』っていうサブタイトルがついてますけど。殺し屋のドラマって大ヒット作がめちゃくちゃいっぱいあるじゃない?例えば、『ゴルゴ13』とか。でも、『ゴルゴ13』だと殺し屋は基本的に1人じゃないですか。でも、これは、毎話毎話出てくる殺し屋が違うんですよ。“ヒューマンズ”って言ってるところには、もしかしたらそういう意味があるのかな?思うのが、この作品のポイントその1でございます。
西井万理那(パートナー):そうなんだ!
吉田:おすすめポイントその2は「群像劇」。
いろんな殺し屋が出てくるんですけど、「その殺し屋がなぜ殺し屋になったのか」みたいな理由も、人によって全然違うんですよ。恨みでやってる人もいるし、むしろ人助けでやってる人もいるし、理由がないタイプの人もいるし…みたいないっぱい出てきて。ちょっと泣ける物語がちょこちょこ挟まれてくるし、一瞬すっと考えさせられたりとかもするっていう…。あんまり言えないですけど、「主人公たちはどうなのかな~」みたいな。9巻まで読むと、だいぶ明らかになってきたりします。
西井:へぇ~!
吉田:おすすめポイントその3は「目次の位置」。
普通単行本って、めくると1ページ目とか2ページ目に目次があるじゃないですか。このマンガは、目次なしで単行本が始まるんですよ。で、2巻になると、目次が入ってるのが、97ページ。だから、その前は96ページ分物語が続いてるんですよ。なぜかと言うと、ストーリーをそこで切りたくないからなんです。ちょうど気持ちのいいところで、CMみたいに目次が入ってる。私もかなりマンガを読んでますけど、このパターンはほぼないです。
『ホテル・インヒューマンズ』の魅力的な要素3つを語った吉田。この作品は2025年にTVアニメ化が決定しており、コミックスは第1集から第9集までが発売中。最新話は、小学館のマンガアプリ『サンデーうぇぶり』にて連載中となっている。作品に関する詳細は、ホームページや公式SNSでチェックすることができる。
番組情報
ニッポン放送初のVRアナウンサー「一翔剣(いっしょう・けん)」がお届けする、カルチャー・エンタメプログラム。YouTube Live上に『VR』空間を展開し、60分のラジオ番組を同時生配信! 一翔剣は、2019年に"HoneyWorks"ヤマコ氏のデザインによるVRアナウンサーとして活動開始。今回、アイドル・アーティストとして活動する西井万理那、末吉9太郎を番組パートナーに迎え、『VR』空間でコラボレーションしていく!!
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