世界初のパニックホラー!?連載レベルのアイデアで描かれた“ベタじゃない終わり方”が特徴のSF短編『流血鬼』の魅力

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11月24日(日)深夜、バーチャルMC・一翔剣(吉田尚記アナウンサー)がパーソナリティを務めるラジオ番組『ミューコミVR』(ニッポン放送・毎週日曜日23時30分~)が放送。吉田が、藤子・F・不二雄による作品『流血鬼』のおすすめポイント3つを紹介した。

世界初のパニックホラー!?連載レベルのアイデアで描かれた“ベタじゃない終わり方”が特徴のSF短編『流血鬼』の魅力

番組では、コーナー『サポーターズVR by 小学館』を展開。こちらは、年間500冊以上マンガを読んでいるという吉田が、今誰かにオススメしたい作品を紹介するコーナーとなっており、今回はSF短編『流血鬼』をピックアップ。2023年12月から始まった「藤子・F・不二雄生誕 90周年イヤー」がこの11月で終了することを受けて、今月は藤子・F・不二雄氏の作品を紹介するスペシャル月間を実施している。

この作品は、感染すると吸血鬼になってしまう謎のウイルスが蔓延した世界で、ある青年が仲間たちと共に、吸血鬼の息の根を止めるべく戦う物語となっている。今回は吉田が、vα-livの灯里愛夏をゲストに迎え、このマンガのおすすめポイント3つを解説した。

吉田:おすすめポイントその1は「ひょっとしたら世界初のパニックホラー」。

ウイルスが蔓延して吸血鬼が増える話って、これもう完全に『ウォーキング・デッド』で、これって2000年代に入ってから世界で大流行を巻き起こした作品じゃないですか。藤子先生がこれを描いたのって、1978年なんですよ。すごくない!?めちゃくちゃ早い時代にこの作品を描いている藤子先生が、どれだけ尖っていたのかという…。この時代に、この作品を生み出せていたことが、まずすごい。

西井万理那(パートナー):確かに!すごい!

吉田:おすすめポイントその2は「ベタじゃない終わり方」。

普通こういうのって、「めでたしめでたし」とかいい話で終わらせたくなるじゃないですか。でもこれが、どっちとも言えないんですよね…。1ミリもベタじゃない。これが、読もうと思ったら15分で読めちゃうんですよ。本当にすごいなぁ。

灯里:読みたくなった!

吉田:おすすめポイントその3は「連載レベルのアイデア」。

連載として大人気になって、映画になってもおかしくないレベルのアイデアなんですけど、藤子先生って、このレベルの思いつきを何百本も描いているんですよ。これはぜひ読んでほしいです。

『流血鬼』の魅力的な要素3つを語った吉田。今回、藤子・F・不二雄氏の生誕 90周年を記念し、様々な藤子・F・不二雄作品を題材に16人のマンガ家が参加した『藤子・F・不二雄トリビュート&原作アンソロジー F THE TRIBUTE』が、11月22日に発売された。また、11月29日には、藤子・F・不二雄の足跡を多角的に掘り下げる1冊『藤子・F・不二雄がいた風景』も発売される。作品に関する詳細は、公式ホームページやSNSなどでチェックすることができる。

番組情報

ミューコミVR

毎週日曜日 23:30 - 24:30

番組HP

ニッポン放送初のVRアナウンサー「一翔剣(いっしょう・けん)」がお届けする、カルチャー・エンタメプログラム。YouTube Live上に『VR』空間を展開し、60分のラジオ番組を同時生配信! 一翔剣は、2019年に"HoneyWorks"ヤマコ氏のデザインによるVRアナウンサーとして活動開始。今回、アイドル・アーティストとして活動する西井万理那、末吉9太郎を番組パートナーに迎え、『VR』空間でコラボレーションしていく!!

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