難しい数学が楽しく見える!大学数学の世界が舞台の青春コメディ『数字であそぼ。』の魅力

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1月9日(日)深夜、バーチャルMC・一翔剣(吉田尚記アナウンサー)がパーソナリティを務めるラジオ番組『ミューコミVR』(ニッポン放送・毎週日曜日23時30分~)が放送。吉田が、絹田村子による漫画作品『数字であそぼ。』のおすすめポイント3つを紹介した。

難しい数学が楽しく見える!大学数学の世界が舞台の青春コメディ『数字であそぼ。』の魅力

番組内では、コーナー『サポーターズVR by 小学館』を展開。こちらは、年間500冊以上マンガを読んでいるという吉田が、今誰かにオススメしたい作品を紹介するコーナーとなっており、今回は『数字であそぼ。』をピックアップ。この漫画は、京都の名門である吉田大学理学部に合格した秀才・横辺建己が、大学の高度な数学についていけず人生で初めての挫折を味わうところから始まり、そんな中で数学と向き合い、奇人変人の友人や教授とともに卒業を目指していく青春コメディとなっている。

今回吉田は、バーチャルシンガーソングライターの夢追翔 (ゆめおいかける)をゲストに迎え、この漫画のおすすめポイント3つを解説した。

吉田:おすすめポイントその1は「京都」。これ、舞台が京都なんですよ。京都って、東京人からすると、なんか憧れのある不思議な土地じゃないですか。雰囲気のあるものもいっぱいあるし。と思う中で、1コちょっと、あれっ?と思うのが、京都ってなぜか、ラーメンだったりとか中華だったりとか……1人あたりのパンの消費量が一番多い都道府県って京都なんだって。なんでかっていうと、京都の人の本音は“和に飽きてる”。言われてみるとそうじゃない?街中歩いてみると和なものがいっぱいあるから、自分の生活では、和はもうお腹いっぱいみたいな。我々が京都に行ってわざわざパン食べようと思わないけど、京都の人の本音ってこうなんだっていう。こういうのって、真面目な話じゃ描けないのよ。コメディだから出てくる真実で、すごく面白い。

夢追:へぇ~!

吉田:おすすめポイントその2は「大学院」。実はついこの間、7巻が出たばっかりなんですよ。7巻までいくと、全然(数学が)できてなかった横辺建己君が、いつの間にかなんと大学院試を受け始めます。私は大学院って全く受けようとも思ったことないから、どんな世界か全く知らないんですよ。京都も知らないから、京都の大学院ってこうなってるんだ~!みたいな。

夢追:知らない人からするとそうかぁ。

吉田:おすすめポイントその3は「数学が……できるようにはならない」。(読み手が)数学のことを興味深く見るっていう気持ちにはなるの。例えば私は文系なんで、積分とか意味分かんなかったんですよ。その積分ってなんだろう?みたいなことを、めちゃくちゃ分かりやすく例えて説明してくれるの。で、初めて若干分かったんだけど、そこから勉強するかというと、別に勉強はしないの。数学ができるようにはならないんだけど、数学が楽しく見えるというのがポイントなの。楽しそうに見える学問だなっていうことが分かって、事実1巻では建己君は全然何もできなかったけど、大学院に合格するぐらいまでいきますからね。確かにそういうことってあり得るよね~みたいな話が、ドラマとして出てくる。

作品の魅力をたっぷり語った吉田。この作品は、『月刊フラワーズ』にて連載中で、コミックスの第7巻が現在発売中。詳細は公式サイトでチェックすることができる。

番組情報

ミューコミVR

毎週日曜日 23:30 - 24:30

番組HP

ニッポン放送初のVRアナウンサー「一翔剣(いっしょう・けん)」がお届けする、カルチャー・エンタメプログラム。YouTube Live上に『VR』空間を展開し、60分のラジオ番組を同時生配信! 一翔剣は、2019年に"HoneyWorks"ヤマコ氏のデザインによるVRアナウンサーとして活動開始。今回、アイドル・アーティストとして活動する西井万理那(ZOC)、末吉9太郎(CUBERS)を番組パートナーに迎え、『VR』空間でコラボレーションしていく!!

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