キャスターの辛坊治郎氏が2月16日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。北京オリンピックフィギュアスケートの、ロシアオリンピック委員会のカミラ・ワリエワ選手のドーピング違反騒動についてコメントした。
2月15日に行われた北京オリンピックフィギュアスケート女子ショートプログラムでトップに立ったロシアオリンピック委員会のカミラ・ワリエワ選手について、ニューヨークタイムズの電子版は、去年12月に採取したワリエワ選手の検体から心臓の治療に用いる3種類の物質が検出されていたと伝えた。このうち2種類は禁止薬物のリストに入っていない。フィギュアスケート女子フリーは日本時間2月17日木曜日午後7時から行われる。
辛坊)ワリエワ選手、ご覧になりました?
増山さやかアナウンサー)見ました、見ました。綺麗だった。
辛坊)私は見られなかったのですが、どうでした?
増山)競技自体は、1回ジャンプに失敗はしているのですけど、優雅で、やっぱりきれいですよ。
辛坊)さて、ドーピング疑惑なのですが、去年の10月に採取された血液ですね。そこから3つの薬が見つかったけど、2つは禁止薬物じゃないと。残り1つだけが禁止薬物だった。……ということなのですが、その3つの薬物とも心臓の治療薬だと。それで、ワリエワさん側は何と言っているかというと「おじいちゃんは心臓が悪くて(その薬物を服用していて)、おじいちゃんが使っていたグラスで、飲食したので、それで体内に薬物が入ったんじゃないか」って言っているって話。だけど、その言い訳が通る程度の量なのかどうかっていうところがキーなのですが、いまに至るも、全世界的にそれはわからないわけですよ。
辛坊)状況証拠から言うと、3つの薬物のうちの2つは禁止薬物じゃないので、「そんなものドーピングに使うか?」っていう話で、その2つだけだったら問題じゃなかったので。なおかつ「見つかったやつ含め3種類合わせて心臓の治療によく使われますよ。おじいちゃんが使っていた薬ですよ。おじいちゃんが使っていたグラスで同じグラスで飲んだから体内に入っちゃったんです」って言われたときに、どうなのかしら。「はあ、そうですか」なのか、「そんなアホな?」なのか、わからないのですよ、これがいまのところ。もうこれでワリエワ選手がフリーの演技で頑張って、1位になったとしても、メダル授与式は確定するまで行われないというのだけど、確定するのかな、これ。
増山)ねえ。どうなのですか。
辛坊)どうやって確定させるのだろう。
増山)これ以上ね。
辛坊)いま、それ血液調べて何かが出ているのだったらともかくとして、去年の12月に採取された血液で(調べて)って話だから、私なんかは、非常に同情的なのだけれども、やっぱりこういうときに厳しくしないと、こういうことはなくならないっていうのは世論として一般的な意見らしいけども。それだとなにかかわいそうだなって。
増山)そうですね。
この記事の画像(全3枚)
番組情報
辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)