ニッポン放送の人気番組『三代目 J SOUL BROTHERS 山下健二郎のZERO BASE』(毎週日曜21:40~)の3回目となるイベント「山フェス 2022~YAMASHITA GREATEST SHOW CASE~」がきょう、東京国際フォーラム ホールAで開催された。同イベントは2020年1月以来、約2年ぶりの開催。山下健二郎が“ショーマン”として、後輩グループや芸人、DJなど様々なゲストとコラボレーションし、豪華なショーを披露してリスナーを楽しませ、幕を閉じた。
「山フェス 2022~YAMASHITA GREATEST SHOW CASE~」3月5日(土)東京国際フォーラム・ホールAで開催
会場が暗転すると、ビジョンにはこれまで2回の山フェスのイベント映像が流れる。ステージに登場した番組パートナーのBALLISTIK BOYZの松井利樹、FANTASTICSの澤本夏輝、THE RAMPAGEの岩谷翔吾の順にピンスポットが当てられ、そして最後にシルクハットと真っ赤な燕尾服を身にまとった山下健二郎にピンスポットが当てられ会場に姿を現すと、東京国際フォーラム・ホールAを埋めたリスナーから大きな歓声と拍手が沸き起こった。4人は映画『グレイテスト・ショーマン』の「The Greatest Show / ザ・グレイテスト・ショー」に乗せて、息のあった大迫力ダンスをオープニングから披露。光の演出に加え、4人のダンスのバックで炎が何度も上がるなどのド派手な演出で、3回目となる山フェスは幕を開けた。山下はオープニングのダンス後、「気持ちいいね。会いたかったよー! 久々―!」と第一声。約2年ぶりとなったイベントの開催を喜びつつ、「(オープニングは)ちょっとやりすぎたな」と笑っていた。
同イベントは山下健二郎がショーマンとしてステージを盛り上げるのはもちろんだが、山下がオーガナイザー(イベントの主催者、企画立案者)として考えた出演者やイベントの企画が登場するのも大きな特徴。きょうのイベントではその企画ひとつひとつを様々なテーマの「SHOW CASE」として観客に披露するのだが、最初の「SHOW CASE」のテーマは「Comedy」ということで、5GAP、ニッポンの社長、コロコロチキチキペッパーズがネタを披露した。最後に、山下はニッポンの社長とのコラボコントを披露。‘ヒーローインタビューで何でも答えてくれる野球選手に、だんだん記者からの質問が野球と関係ない質問になっていく’というニッポンの社長の漫才に、山下が挑戦。山下は野球選手になり、「入れ替わりたいメンバーは?」「友人のナダルさんに直してほしいところは?」などの質問に赤裸々に答えていく中で、「好きなお笑い芸人は?」という質問が繰り返し出され、ニッポンの社長がなんとか自分たちの名前を出そうと必死になっていた。その後のフリートークでは、5GAPのクボケンが、かつてLDHのボーカルオーディションを受けていたことが発覚。「もし自分が受かっていたら、自分が武道館で『Lovers Again』を歌っていたかも!」とコメントし、会場の笑いを誘っていた。
続いての「SHOW CASE」のテーマは「Dream」。昨年11月の放送で「相席居酒屋とメイド喫茶に行きたい」と言っていた山下の“夢を叶える”コーナーが展開された。なんと、秋葉原にある「@ほぉ〜むカフェ」の本物のメイドが山下の夢を実現するために駆けつけており、ステージにはチェックのシャツをジーンズにインして、眼鏡とバンダナを装着した山下が若干、興奮気味に登場した。メイド喫茶通のトレンディエンジェルたかし、そして友人としてナダルの3人でステージ上にセットされたメイドカフェを訪問。「おかえりなさいませ、ご主人様!」とかわいく迎えられた山下は、メイドから「ニャンニャンけんちゃんご主人様」と名付けられニヤニヤが止まらない。そして、「ふりふりしゃかしゃか♪みっくすじゅーちゅ」を会場と一緒になってフリフリしたり、美味しくなるおまじないをかけたり、猫耳をつけてチェキを撮ったりとメイドカフェでの夢のような時間を堪能。最後に「行ってらっしゃいませ、ご主人様!」とお見送りされ、山下はご満悦の表情を浮かべていた。
続いて、3つ目の「SHOW CASE」は「Special Live」。BALLISTIK BOYZのメンバーが登場すると、会場は一気にクールな雰囲気に。BALLISTIK BOYZはEXILE TRIBE初の、メンバー全員がダンスと歌をこなす実力派で、ナダルのモノマネなどでトークでもリスナーを盛り上げたが、やはり彼らの持ち味は歌とダンス。「Animal」「Day Dreaming」「SUMMER HYPE」「All Around The World」の4曲でスタイリッシュなダンスと伸びやかな歌声を響かせ、会場に集まったリスナーを魅了した。
4つ目の「SHOW CASE」はLDHチームvs芸人チームに分かれ、山下にまつわるクイズが出題される「Quiz Battle」。先ほどLDHオーディションを受けたことがあると明かしたクボケンもLDHチームに組み込まれており、芸人チームからブーイングが入る場面も。今回のクイズは三代目JSBメンバーにアンケートを取っており、「山下に直してほしいところは?」という質問に、小林直己は「素晴らしい活躍なので特にない」、登坂広臣は「『特にありません』としか答えられないくらい、何もない」と答えており、山下がメンバーから愛されていることが明らかに。最後には「今市隆二が気になっている山下のクセ」として「LINEの絵文字が大きい」という山下の素顔が晒され、面白い解答が多かった芸人チームが見事勝利を獲得した。
そして、きょう最後となる「SHOW CASE」は「Music&外タレ」。DJブースが設置されたステージに登場したDJ DARUMAの華麗なプレイに、会場に集まったリスナーたちも手を大きく振って応える。そんなDJ DARUMAの呼び込みで、メキシコから来た山下健二郎激似の外国人タレント、K.G.LOWが「home」(木山裕策)を日本語で熱唱。このイベントに出演するために、2年ぶりに来日したK.G.LOWは「コロナ大丈夫だった?」と話かけたり、この2年間で日本語を勉強してきたと自身の近況を明かすなど、リスナーとの交流を楽しんだ。その後も、メキシコで練習してきたという「何も言えなくて…夏」(THE JAYWALK)、「愛は勝つ」(KAN)の2曲を気持ちよさそうに熱唱、会場を大いに盛り上げた。
K.G.LOWは続けて、レイザーラモンRGとコラボレーション。「スリル」(布袋寅泰)、「ロード」(THE 虎舞竜)に乗せて、山下と山フェスの“あるある”を披露。山下がハゲている芸人が好きなこと、ハゲている人を山フェスに呼び過ぎであることなどが暴露された。
そして、「SHOW CASE」最後は、DJ DARUMAのDJにのせ、オープニング同様、山下とパートナー3人の4人でコラボダンス。息の合ったダンスに加え、それぞれのソロパートもあり、会場を魅了。リスナーも手を上下にさせて盛り上がるなど、一体感あるステージとなった。
エンディングでは、東京国際フォーラムが昨年のNHK『紅白歌合戦』の会場だったということもあり、山下が「このイベントも“まつり”っぽい雰囲気で終わりたい」と話すと、演歌が得意な5GAPのクボケンが白の袴姿で登場、北島三郎の「まつり」を熱唱した。途中からレイザーラモンRG扮する細川たかしも登場、紙吹雪が舞う中、会場のボルテージは最高潮に。最後、山下は「最高でした! またお会いしましょう! 山フェス最高!」と会場に集まったリスナーにメッセージを送り、イベントは幕を閉じた。
【イベント概要】
イベントタイトル:「三代目 J SOUL BROTHERS 山下健二郎のZERO BASE presents 山フェス2022~YAMASHITA GREATEST SHOW CASE~」
開催日時:2022年3月5日(土)開場15時30分/開演16時30分
開催場所:東京国際フォーラム・ホールA(東京都千代田区丸の内3-5-1)
出演者:山下健二郎、岩谷翔吾(THE RAMPAGE)、澤本夏輝(FANTASTICS)、松井利樹(BALLISTIK BOYZ)、DJ DARUMA、5GAP、ニッポンの社長、コロコロチキンペッパーズ、トレンディエンジェルたかし、レイザーラモンRG(出演順)
イベントHP:https://event.1242.com/special/yamafes2022/
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