黒木瞳がパーソナリティを務めるニッポン放送「あさナビ」(3月18日放送)に歌手・俳優の亀梨和也が出演。『連続ドラマW 正体』の主人公を演じて感じたことについて語った。
黒木瞳が、さまざまなジャンルの“プロフェッショナル”に朝の活力になる話を訊く「あさナビ」。3月14日(月)~3月18日(金)のゲストは歌手・俳優の亀梨和也。5日目は、『連続ドラマW 正体』の主人公を演じて感じたことについて---
亀梨)WOWOW『連続ドラマW 正体』3月12日から全4話で放送されています。WOWOWのドラマははじめてです。
黒木)連続ドラマ初主演ということなのですね。
亀梨)そうです。黒木瞳さんをはじめ、市原隼人さん、貫地谷しほりさん、上川隆也さんなどの方たちとの共演で、すごく刺激的な撮影でした。
黒木)役柄的には窮屈な役柄ではないですか。どこかでストレスは発散できたのですか?
亀梨)どうしていたのですかね。今回、主役という形で入らせていただいていますが、僕としては「1話1話のエピソードの主人公」という解釈でした。現場でも、毎話登場する方たちのリズムをいちばんにしたいなと思っていました。
黒木)普通の連続ドラマであれば、相手役の方とずっと一緒だということもありますが、今回は本当に4回とも別でしたからね。4回分の違うドラマというような感覚もありましたし、その方たちがストーリー的には最終回でみんな集まるのですが、「やっと会えたね」とみんなで話していました。
亀梨)最終回は圧巻でしたね。そこが今回の主人公・鏑木慶一を通してつながったことですね。その辺で「人」というものを感じて面白かったです。
黒木)ラストは私も感極まりましたが、亀梨さんも自分で想像しなかったお芝居をなさったのではないですか?
亀梨)1話の冒頭のシーンもそうなのですが、今回は何もプランを立てずに行きました。もちろん、ベースの最低限の準備はしましたが、実際に皆さんの顔を見たときに、「役としてどのような感情になって行くのかな」と。ドキュメンタリー的な部分も大事にしたいと思っていました。
黒木)苦しみがわかるだけに、最後はこちらも込み上げて来ました。
亀梨)それで思い出しましたが、そのモードに入ると、黒木さんの顔を見るだけで「グッ」と来るのです。「人は1秒あれば、まったく違うものにもなれてしまうのだな」と、今回の役を通じて感じました。
黒木)亀梨さんは鏑木という役を演じられていて、「その正体は」というところが最終話で明かされるのですが、「人って何だろう」ということを考えさせられる作品でしたね。
亀梨)考えさせられましたね。自分自身もそうですが、周りの影響で、本当に一瞬で変わってしまう。「ゾクッ」としますね。
黒木)見応えがありましたね。
亀梨)本当に素敵な作品に参加させていただきました。
黒木)2作目のタッグとして、中田監督とはいかがでしたか?
亀梨)楽しかったですね。お仕事をする上で、信頼感と距離感という点で、すごく信頼しているのだけれど、あの距離感というのが好きですね。
黒木)瞬く間に過ぎた1週間でした。これからの活動についても伺いたいのですが。
亀梨)3月29日にKAT-TUNのニュー・アルバム『Honey』が発売します。そして4月1日からコンサートツアーをしますので、お時間がありましたらよろしくお願いします。
亀梨和也(かめなし・かずや) / 歌手・俳優
■1986年2月23日生まれ。東京都出身。
■中学1年生の時にジャニーズ事務所に入所。
■1999年『3年B組金八先生 第5シリーズ』で俳優デビュー
■2001年4月、KAT-TUN結成
■ドラマ『ごくせん・第2シリーズ』『野ブタ。をプロデュース』など、数々のドラマ・映画に出演し、俳優としても活躍。
■大の野球好きで、小学6年生の時には軟式の世界大会に出場した経験がある。2010年からはスポーツニュース番組「Going!Sports & News」にも出演。
■3月12日からはWOWOWで放送・配信の『連続ドラマW 正体』に主演。
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毎朝、さまざまなジャンルのプロフェッショナルをお迎えして、朝の活力になるお話をうかがっていく「あさナビ」。ナビゲーター:黒木瞳