俳優のマイケル・キダ、自身も母もうつ病とパニック症を経験 今は「アクティブに暮らしています」

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俳優やモデル、レポーターなどで幅広く活躍するニューヨーク州出身のマイケル・キダが、4月10日(日)に放送された女優の戸田恵子がパーソナリティを務めるラジオ番組「戸田恵子 オトナクオリティ」(ニッポン放送・毎週日曜14時~14時30分)にゲスト出演した。

俳優のマイケル・キダ、自身も母もうつ病とパニック症を経験 今は「アクティブに暮らしています」

マイケルといえば、『コンフィデンスマンJP』シリーズで、主人公・長澤まさみが演じる「ダー子」のバトラー(執事)役を演じて好評。俳優やタレント活動のほか、2000坪ものオーガニック農園を営み、250種類の野菜や果物、キノコを栽培。DIYが好きで廃材を拾って作業場を建てたり、豆腐や味噌作りをしたりと多彩な顔を持つ。

そんな人生を満喫しているマイケルも、昔はうつ病とパニック症を経験し、母親も同じ症状で悩みを抱えていたと明かした。

戸田:海や山での生活を楽しみつつ、テレビや映画にも出演されて、本当に人生をエンジョイされているマイケルさんですが、人生のモットーは「current moment」。過去や将来より、今この瞬間を全力で楽しむことだと。

マイケル:将来のことももちろん考えるんですが、そのことばかり考えると損をするなと。今生きている瞬間を味わっていないと、気付いたら人生が終わるところにいて、『何をやってきたのかな?』ってなっちゃうから 。

戸田:ああ、そうなりそうです。

マイケル:例えば、ご飯を食べている時はちゃんと噛んで味わうとか。食べながら携帯を見たりテレビを見たりしていると、それはただの給油になってしまうから。勿体ないですよね。

戸田:いつからマイケルさんは、そう考えるようになったんですか?

マイケル:まず、母親がうつ病とパニック症がずっとあって。

戸田:お母さんが?

マイケル:でも普通に毎日、オープンにそういう話をしていたんです。よくカウンセラーの所に行ったり。

戸田:うん。

マイケル:14歳の時、僕は凄くファンキーなズボンを自分で作って、8時間も夢中でミシンを動かして。その時に『今すごい幸せだな』と。目の前にあることだけを考えていたから。自分は繊細で(気持ちの)アップダウンもあるから、趣味とかパッションがあれば、楽になれるんだなと思って。そこからずっとアクティブに暮らしています。

戸田:うん、うん。

マイケル:でも、僕も18~19歳ぐらいの時にうつ病とパニック症がけっこうあって。そこから初めて、心理学とかいろんな本で勉強をして。その本の中で「パワー・オブ・ナウ」という言葉があって、直訳すると「現在の力」「あなたの人生は今の瞬間、この瞬間だけ」。それがすごく心の中に響いて。心配しているとすぐ、未来のこととか過去のことが気になるけど、意識するだけで、だんだんと今の瞬間を味わうことが上手くなると思います。

戸田:急に今の考えになったわけじゃなくて、マイケルさんにも思い詰める時期があったけど、自分で勉強して、開拓されたのですね。

俳優のマイケル・キダ、自身も母もうつ病とパニック症を経験 今は「アクティブに暮らしています」

パワフルでアクティブなイメージのマイケルだが、実は10代の頃、気持ちの浮き沈みに悩んでいたと告白。しかし、心理学を学んだり、何かに夢中になる経験から「current moment:今この瞬間を全力で楽しむこと」の大切さを理解。だんだんと「今」を楽しむことが上手になり、活発になっていったと語った。

番組情報

戸田恵子 オトナクオリティ

毎週日曜 14:00-14:30

番組HP

女優・戸田恵子が大人のクオリティ・オブ・ライフ(上質で豊な生活)をエンジョイするための「人・モノ・コト」にフォーカスする番組です。
大人の会話が弾むプチトリビア、大人が生活に取り入れたくなる情報をお届けする30分。ぜひお付き合いください。

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