キャスターの辛坊治郎が5月17日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。プロ野球選手会が16日に発表した「支配下選手平均年俸」と「契約更改アンケート結果」の意外な内容について言及した。
辛坊)夕刊フジ、私が一番注目した記事がウラ一面(最終面)にありますね。
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『球団別平均年俸2位の巨人が「選手満足度」ワースト2位 広がる「球団内格差」に渦巻く不満 プロ野球年俸調査、ソフトバンクが2冠』
~『夕刊フジ』2022年5月17日発行分(最終面)より
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辛坊)「2022年度 (チーム別)支配下選手平均年俸」と「2022 契約更改アンケート結果(満足度)」という表の掲載があるんですが、へぇ!と思ったのはですね。「支配下選手平均年俸」が一番高いのはソフトバンクで7002万円。夢がありますね。一番安いのが日本ハムの2817万円。こんなに差があるんだ! 同じプロの選手なのにね。だけど、それはチームの懐具合もありますし、それ以上に実は高額年俸の人がいるかいないかというので、平均額はずいぶん変わってくるんですよ。それにしても、こんなに違うんですね。平均年俸2位が巨人で6632万円、そしてこれも驚きましたね。楽天が3位に入っているんですよ。楽天の平均年俸が6035万円。
それでもっと面白いのが「2022 契約更改アンケート結果(満足度)」というものなんですが、満足度1位がソフトバンク。年俸額も高いですからね、(満足度ポイントも)55.07%なんですが、一番満足度が低いのが中日で19.35%。中日は支配下選手平均年俸も低く、10位で3118万円だからソフトバンクの半分以下しかないですね。下から2番目が(年俸は高い)巨人なのに満足度ポイント23.68%。これは何でなのかというと、記事を読んでみますと……
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『平均年俸の高い巨人と楽天の満足度が低く出たことに関して選手会関係者は、「条件面で報われていないという不満よりも、球団の一貫性とか、自分の活躍がちゃんと評価してもらえているという納得感が契約更改で得られているかが大きい」と球団側とのコミュニケーション面での問題を指摘する』
~『夕刊フジ』2022年5月17日発行分(最終面)より
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辛坊)満足度ってお金じゃないということですね。「君たちは頑張ってくれているけど、これしか払えないんだよー」といわれるとねえ……われわれでもそうでしょう?
番組情報
辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)