8月28日(日)に放送された、女優の戸田恵子(64)がパーソナリティを務めるラジオ番組「戸田恵子 オトナクオリティ」(ニッポン放送・毎週日曜14時~14時30分)に、TRFのDJ KOO(61)がゲスト出演。DJ KOOが脳動脈瘤(りゅう)の経験を語る中、実は戸田も脳動脈瘤を患って手術を受けていたと、その詳細をラジオで初告白した。
2017年、DJ KOOはテレビ番組の企画で人間ドックを受診し、頭の中に大きく膨れた「脳動脈瘤」が発見され手術。戸田も同じ経験をしたと明かし、医師から診断を受けた時のこと、開頭手術の選択に恐怖を感じた時のことを、2人で振り返った。
戸田:私も実は、あまり大っぴらに言ってないんですけれど、60ちょっと手前ぐらいの時、脳動脈瘤が見つかって。実は手術をしたんですよ。
KOO:ええっ!?
戸田:ぜんぜん元気だけど毎年いろいろ検査をしていて、『たまには脳ドックもしようかな?』って。そうしたら、先生に「戸田さん、これは脳動脈瘤っぽいな……」って言われて。そこから徹底的に検査をして、手術の方法とかを選んで。
KOO:カテーテルですか? それとも、開頭手術?
戸田:開頭しました!
KOO:あああ……僕も開頭です!
戸田:開頭は、「頭」を「開」ける手術でね。
KOO:勇気がいりましたよね。脳動脈瘤って、それまでは元気なんですよ。でも、発見されたら手術を選択しなきゃいけなくて。
戸田:そうなんですよね! 私も『カテーテルでいけるものなら……』と思ったんですけど、こぶの形とか場所とかで、「これは絶対に、開頭した方が100%きっちりクリップしていけますから」と言われ、「ああ、そうですか……」と。頭ってね、もちろん、どこの手術も大変ですけども。
KOO:発見された時には、(こぶが)1センチ近くあって、左目の視神経を圧迫しているってことで。だから、『来週、自分の存在がいないのかな?』っていう状況で。そこからは手術まで、笑えなかったです。
戸田:本当にそうですよね……。
KOO:手術では頭の上から耳の後ろまで切って、さらに(こぶが)大きかったから、首も切って。「手術中に破裂する恐れがある」と言われて。手術は6時間半かかりました。
戸田:かかりますよね、私も8時間ぐらいかかって。こぶがある場所にたどり着くまでの時間がかかるようで。開けて、すぐの所にあるわけじゃないので。
KOO:そうそう。
戸田:触っちゃいけない所を、ずっとずっと行って、こぶの場所を見つけて――だから、時間がかかるんですよね。とてもナーバスな手術で。
KOO:手術していただく先生に、「もう不安でしかない」と言って。「これから先、どうなるか分かんないです」って話したら、先生が「私はKOOさんの病気を手術するんじゃなくて、人生そのものを手術するので、任せてください」と言われて。
戸田:それはうれしいですね。
KOO:それを家族にも話したら、「開頭手術をやりましょう」ということで、手術しました。
大手術を期に、今ではすっかり健康志向というDJKOO。これまでの私生活を「それまでひどかったんですよ。夜帰って、焼肉とピザを食べて、最後にシュークリームを食べて寝て。次の日、朝食でみたらし団子を食べて仕事に行こうとか、そういう生活をしていました」と回想。「不健康は決してかっこよくないんですよ、やっぱり」としみじみ語った。
なお、放送内では番組が9月いっぱいで終了することも報告。最終放送日は9月25日(日)となる。
番組情報
女優・戸田恵子が大人のクオリティ・オブ・ライフ(上質で豊な生活)をエンジョイするための「人・モノ・コト」にフォーカスする番組です。
大人の会話が弾むプチトリビア、大人が生活に取り入れたくなる情報をお届けする30分。ぜひお付き合いください。