「3分、4分」「ほぼほぼ」 戸田恵子と松尾貴史、“違和感”覚える言葉「気になるよね」

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9月4日(日)に放送された、女優の戸田恵子がパーソナリティを務めるラジオ番組「戸田恵子 オトナクオリティ」(ニッポン放送・毎週日曜14時~14時30分)に、俳優の松尾貴史がゲスト出演。よく気になってしまう発音や言葉について、2人が語った。

「3分、4分」「ほぼほぼ」 戸田恵子と松尾貴史、“違和感”覚える言葉「気になるよね」

実は30年来の仲で、公開中の舞台『裸足で散歩』でも共演している戸田と松尾。最近の舞台稽古で、気になる発音を聞いたという。

戸田:先日、私達は稽古場で、「3分、4分」を「さんふん、よんふん」って発音する人が気になるよね、っていう話をしていて。(※正しい発音は、「さんぷん、よんぷん」)

松尾:そうですね。

戸田:気になることはいっぱいあるんですが、下手に言わない方がいいなと思って、黙っていて。

松尾:僕は早く、クソじじいになりたいのでね(笑)。どんどん言うようにしています。

戸田:そういう人がいるといいですね(笑)

松尾:他にも気になることはいろいろあって、「少々お待ちください」っていう言葉が苦手で。言葉が間違ってるとかそういうことではなく、待たされるのが嫌とか、そういうことでもなく。

戸田:うん。

松尾:「少々」って日常会話では使わないし、改まった感じがするし、それに「お待ちください」っていう敬語が付いているから、「少々お待ちください」をいい言葉だと思って使う人がすごく多いんですよ。

戸田:はい。

松尾:お店に行って「少々お待ちください」って言われると、「待て!」って言われているような気がしてね。水をかけられたみたいに、げんなりなっちゃうわけですよ。じゃあどうすればいいか。お客さんが「すみません!」って言ったら、お店の人は「はい!」って言って、向こうに歩いて行けばいいんじゃないかなと。

戸田:まあ、そうね。

松尾:「はい!」って言われたら、じゃあ用事済ましたらこっちに来てくれるんだな、って分かるので。「少々お待ちください」よりも、「少々お待ちいただいていいですか?」って言って、こっちに選択肢をくれるといいなと。

戸田:なるほどね。言われたら納得という感じですけども。

松尾:あとは、「ほぼほぼ」とか。「ほぼ」でいいじゃん。

戸田:ふふふ(笑)

松尾:なんで2回繰り返すのかなと。「ますます」とかは2回繰り返して強調するんですよ。

戸田:はい。

松尾:「ほぼ」っていうのは、ぼんやりした中途半端な状態を指す言葉だから、「ほぼ」を2回繰り返すって何を強調するのかな? って。

戸田:よりぼんやりする、みたいな……?

松尾:こういうくだらないことをね、僕は気になる気質なんですよ。

「3分、4分」の他にも、日常で気になる言葉は「いっぱいある」と語った戸田だが、相手に指摘することはないという。

一方、松尾といえば、世の中のあらゆる違和感に物申す辛口コラム「松尾貴史のちょっと違和感」(毎日新聞別刷『日曜くらぶ』)を10年も連載中。普段も気になったらどんどん指摘しているそうで、「僕は早く、クソじじいになりたいのでね」と冗談を飛ばし、笑いを誘っていた。

番組情報

戸田恵子 オトナクオリティ

毎週日曜 14:00-14:30

番組HP

女優・戸田恵子が大人のクオリティ・オブ・ライフ(上質で豊な生活)をエンジョイするための「人・モノ・コト」にフォーカスする番組です。
大人の会話が弾むプチトリビア、大人が生活に取り入れたくなる情報をお届けする30分。ぜひお付き合いください。

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