村上佳菜子 オリンピック出場を決めた全日本選手権「あ、これだ。ゾーンって。」

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11月27日(日)、スポーツライター金子達仁がメインパーソナリティを務めるラジオ番組「The Deep」(ニッポン放送・毎週日曜20時~20時20分)が放送。プロフィギュアスケーター・村上佳菜子が出演し、全日本選手権でゾーンに入った体験を語った。

金子達仁・村上佳菜子

一流アスリートたちをゲストに迎え、スポーツの面白さや、アスリートの心の奥底にある想いを届けていく番組、「The Deep」。村上は、2014年ソチオリンピックに出場するなど第一線で活躍しその後、2017年に現役を引退。現在はプロフィギュアスケーターとして、アイスショーに出演するほか、テレビやラジオ番組で活躍している。今回番組では、言葉で表すのは難しいと前置きをしつつ、ゾーンに入ったという体験を明かした。

村上佳菜子

村上:スケート人生で1度だけゾーンに入ったのは、全日本選手権(2013年全日本フィギュアスケート選手権)だけです。私、結構こういう性格なので、やっちゃダメって思うことを考えちゃったりするんですよ。いいイメージを考えなきゃいけないのに、ダメなイメージを考えて緊張しちゃって。もう震えながらいつも試合に臨んでいるタイプだったんですけど……。

その全日本選手権の時はショートプログラムを変えて、色んなこと(オリンピック出場)がかかっているのに、なんかゾーンに入っちゃって。「あ、大丈夫、私できます」っていう感覚でショートもフリーもできたんです。曲もすごいゆっくりと感じて「はい、1個完成。はい、1個成功。はい、次次。オッケーオッケー。」みたいな感覚でできて(笑)もう20何年もスケートやってますけど、あの時だけですね。その感覚があったの。

金子:おいおい。すごい話のオンパレードになってきたんですけど!

村上:そうなんですよ。今でも、どうやったんだろうって思うくらい。もう1回あのゾーン入りたいなって思うぐらい。「あ、これだ。ゾーンって。」みたいなのがありました。

金子:もう2度と入れなかった?

村上:2度と入れなかったです。やり方も分からないし、どうやってやるか分かんないし、できなかったです。

金子:今から振り返って分析してみて、なぜ入れたと思いますか?

村上:なぜですかね?すごい練習はしたし、うーん、なんだろうな……。

金子:練習は、きっとみんなしている。

村上:そうなんですよ。最後の演技になった全日本選手権もすごく練習をして、フリープログラムもミスなく通すっていうのを1日に3、4回できるところまで。

金子:確率をあげていった。

村上:はい、基本ノーミスでするってすごい難しいんですよ。練習の時から。それを4回ぐらいまで出来るところまでもっていったんですけど。で、その時はいい演技だったんです。でもゾーンには入ってないんですよ。

金子:違うんだ、

村上:違うんです。自信はあって、やってきたから大丈夫っていうのはあったけど。あの時の、言葉で表すのは難しいんですけど、ゾーンに入っているわけではなかったんですよ。だから分析できないです、私(笑)

金子達仁

「これからの教え子に伝えなければいけないでしょう!」という金子に対し、村上は「いや、本当にそうなんですけど……。」と言いつつゾーンの感覚はコントロールできないものだと語った。

対談を終えた金子は、ソチオリンピックを目指す苦悩や意外な発見の話は鳥肌ものだったと対談を振り返った。

Podcastでの聴取はこちらから。

番組情報

The Deep

毎週日曜日 20:00-20:20

番組HP

スポーツライターとして幅広く活躍する金子達仁が一流アスリートたちをゲストに迎え、“心の奥底にある想い”を聴くラジオ番組です。アスリートたちの対談を通し、ここでしか聴く事のできない“Deep”な想いと知られざるエピソードに迫っていきます。
また、オンエアでは聴く事ができなかった部分をディレクターズカット版としてPodcastコンテンツとして配信していきます。

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