中澤佑二、「いけると信じている」森保ジャパンの強さを語る
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10月9日(日)、スポーツライター金子達仁がメインパーソナリティを務めるラジオ番組「The Deep」(ニッポン放送・毎週日曜20時~20時20分)が放送。サッカー元日本代表・中澤佑二さんが出演し、ワールドカップ・カタール大会への期待を語った。
一流アスリートたちをゲストに迎え、スポーツの面白さや、アスリートの心の奥底にある想いを届けていく番組、「The Deep」。中澤は、横浜F・マリノスや日本代表としても長年活躍し、キャプテンも務めた。現在はテレビやラジオへの出演をする一方で、ラクロスの指導者としても活躍している。
ワールドカップについて聞かれた中澤は、「いけると信じています。」と答え、森保監督が率いる日本代表の強さを分析した。
金子:これ散々あちこちで聞かれていると思うんですよ。ワールドカップの日本代表はどうですか?
中澤:僕はいけると信じています。
金子:信じる。信じたい?根拠は?
中澤:まず、最近はアメリカとエクアドルと試合をして、ちょっと変化をつけてきたじゃないですか。
金子:はい。
中澤:前々から変化をつけていれば、多分こういう結果にもなってきたと思うんですけど。ここの残り2試合というところで。すごく大きな変化、今までにない変化をつけてきたというところで。僕は、その変化が起きれば、森保監督の率いる日本代表ってすごく強いと思っていたんで。
その変化がないから、どうしても停滞して、色々なところで、ガスが溜まって、「ガス抜きがうまくいってねぇな」みたいな、雰囲気があった中での、今回の鎌田選手を中心とした、アメリカ戦。なんか、「らしいな」と。森保監督の目指してるサッカーがこれなんだろうなっていうのがはっきりと分かった試合だった。
金子:アメリカ戦、本当にそうでしたよね。これやりたかったのねっていう。
中澤:もう、オリンピックの時もそうですよね。これなんですよ。森保監督のやりたい事。
金子:あれがはまると、相手本当に攻撃できないですもんね。
中澤:森保監督が率いた試合を何試合か見ていますけど、相手が弱く見えちゃうんですよ。
金子:そうなんですよね。はまると。
中澤:だけど、相手は弱くないんですよ。多分、僕らの時代にあのアメリカだったら、恐らくそんな戦いは出来ないです。結構、押し込まれる展開になると思うんですけど。森保監督があのサッカーをするから、「アメリカは大したことないんだ」ってなっちゃうんですけど。あれは森保監督、前線からのプレッシングっていうのがやっぱりね。
金子:肝でしたよね。
リスナーからの質問で、サッカーにおけるキャプテンに求められるものを聞かれた中澤。「自分らしさを失うようなキャプテンシーは僕はやんないほうがいいかなと思います。」と経験談を交えつつ答えた。金子は、「中澤さんもだいぶ(サッカー日本代表の)手応えを感じているな」と言い、終始サッカーの話題で盛り上がった。
番組情報
スポーツライターとして幅広く活躍する金子達仁が一流アスリートたちをゲストに迎え、“心の奥底にある想い”を聴くラジオ番組です。アスリートたちの対談を通し、ここでしか聴く事のできない“Deep”な想いと知られざるエピソードに迫っていきます。
また、オンエアでは聴く事ができなかった部分をディレクターズカット版としてPodcastコンテンツとして配信していきます。