青学大・原晋監督が宣言「99回箱根駅伝は天高く舞う。必ず勝ちます」

By -  公開:  更新:

黒木瞳がパーソナリティを務めるニッポン放送「あさナビ」(12月30日放送)に青山学院大学陸上競技部監督の原晋が出演。箱根駅伝への意気込みについて語った。

箱根駅伝の壮行会で撮影に応じる青学大の原晋監督(前列中央)と選手ら =2022年12月15日、東京都渋谷区 写真提供:時事通信社

黒木瞳が、さまざまなジャンルの“プロフェッショナル”に朝の活力になる話を訊く「あさナビ」。12月26日(月)~12月30日(金)のゲストは青山学院大学陸上競技部監督の原晋。5日目は、今日の学生陸上について---

黒木)11月の全日本大学駅伝終了後に、「昭和の駅伝は終わった」とおっしゃったそうですが、それはどういった意味なのですか。

原)自分で言うのは何なのですが、ようやく原が唱えていたことが10数年かけて浸透して、こういうチーム、選手が多くなったなと。各大学監督、選手がものすごく明るくなりましたね。当初は「青山チャラいな」「いい加減なことをやっているな」と言われた時期もありました。それが箱根駅伝4連勝、そして5回6回勝っていくうちに、「あれ? 青山の原のスタイルって、実は現代のZ世代の若者には有益なのだな」と。「これはこっちのほうがいいのだな」と。何となくそういうような形に、いま変化したかなという。結果として、各大学がものすごく強くなって、出雲駅伝も全日本大学駅伝も箱根駅伝も大会新記録・好記録連発なのです。

黒木)2022年の箱根も新記録でしたよね。

原)本当に7~8年前までは11時間を切ることは夢のタイムと言われていたのですよ。それがいつの間にか10時間43分42秒。

黒木)何かが変わって、変化して、そういった新記録を出せるようになったわけですね。

原)いままでは、マイナスをどう伸ばすかという視点の指導者が多かった気がします。私はプラスな面をさらに伸ばそうということを視点に捉えていますので、各選手のマインドが広がった。炭酸水の蓋をいままで閉めていたのが、ポーンと開いた瞬間に出るではないですか。そういうイメージですかね。

黒木)それは寮生活を送っていらっしゃるからこそよくわかることもあるでしょうし。

原)寮生活でも、いままでは先輩が後輩を抑えていた。それを、上級生も下級生も、よき兄貴分として後輩を指導するし、後輩はよき兄貴分のために。一緒に目標を共有する同士として頑張る姿勢が定着してきつつあるかなと。そういう意味で、昭和の指導スタイルは終わったなと。昭和の駅伝は終わったなと感じます。

箱根駅伝の壮行会で撮影に応じる青学大の原晋監督(前列右から2人目)と選手ら =2022年12月15日、東京都渋谷区 写真提供:時事通信社

黒木)やはり、19年やっていらっしゃると選手たちも入れ替わりでしょうから、いろいろな選手をご覧になっていると思いますけれども、監督の理念が受け継がれているのですね。

原)そうですね。やはり、正しいことをしておれば、誰かが見てくれているし、評価してくれる。それ今日明日ではわからないかもしれないけれども、長いスパンで考えた場合には、私は言い続けること。それは自分たちだけが得するのではなく、我々陸上界で言えば、陸上界の発展、学生スポーツ界の発展のためにはこっちの方が絶対にいいという思いで言い続けていれば、それが正しいことであれば、必ず誰か振り向いてくれる。そういう信念で19年間やらさせていただきましたけれども。

黒木)もちろん、優勝するのは最高だと思いますけれども、優勝できなかったほかの大学の方とか、1つ1つ感動がありますから。胸が熱くなりますね。

原)真剣に学生がやっている姿。駒澤、青山、國學院、中央。本当にどこが勝つかわからない。まだ他にもたくさん強いところがあると思います。どうしましょう。胃が痛い。

黒木)お腹痛くなりますか。

原)寝られなくなります。だんだんと。

黒木)胃が痛そうって思いながら見ます。1月2日、3日。応援したいと思います。

原)99回箱根駅伝は天高く舞う。必ず勝ちます。

原晋(はら・すすむ)/ 青山学院大学陸上競技部監督

原晋(はら・すすむ)/ 青山学院大学陸上競技部監督

■1967年 広島県三原市出身。
■中学時代に陸上を始め、1984年、世羅高校3年時に主将として全国高校駅伝2位。
■中京大学に進学し、3年時に日本インカレ5000メートル3位。
■1989年、中国電力に入社。中国電力陸上競技部1期生として部の創設に参加。
■1993年、主将として全日本実業団駅伝に初出場。
■5年目の1995年、27歳のとき、故障が原因で競技生活を引退。その後10年間、中国電力でサラリーマン生活を送る。
■知人の紹介により、2004年、青山学院大学陸上競技部監督に就任。
■2009年、青山学院大学を33年ぶりに箱根駅伝出場に導く。
■2015年、青山学院大学初となる箱根駅伝総合優勝を達成。
■2017年には箱根駅伝3連覇に加え、大学3大駅伝である出雲駅伝、全日本大学駅伝、箱根駅伝の優勝により、大学駅伝3冠を達成した。
■2018年、史上6校目となる箱根駅伝4連覇を達成。
■2019年4月より青山学院大学の地球社会共生学部の教授を務める。
■2022年箱根駅伝2年ぶり6回目の総合優勝を達成。
■2022年は出雲駅伝4位、全日本大学駅伝3位。2023年の箱根駅伝では2年連続7度目の総合優勝を目指す。

番組情報

ENEOSプレゼンツ あさナビ

毎週月曜〜金曜 6:43 - 6:49

番組HP

毎朝、さまざまなジャンルのプロフェッショナルをお迎えして、朝の活力になるお話をうかがっていく「あさナビ」。ナビゲーター:黒木瞳

Page top