お笑いコンビ・ウエストランドが1月5日(木)深夜放送のニッポン放送『ウエストランドのオールナイトニッポン』に出演。「M-1グランプリ2022」優勝後に放送された「M-1グランプリ2022 アナザーストーリー」の裏側を明かした。
井口:M-1の決勝のネタで「アナザーストーリーがウザい」って言ったじゃないですか。ただ、優勝したら当然「アナザーストーリー」はあるわけですよ。決勝が決まってからもずっと密着されていたんですけど、優勝した瞬間にスタッフさんが変わって。聞いた話によると、優勝決まるまではバラエティの、M-1のスタッフさんがやってくださるんですけど、優勝した瞬間、ドキュメンタリーの「熱闘甲子園」とかをやられてるようなスタッフさんに変わるんですよ。
河本:ガチの!
井口:すごいじゃないですか。後々聞いて分かったんですけど、僕についてくれてたディレクターさんは“マムシ”と呼ばれてるような、密着の猛者というか、どんな人からでもコメントを引き出す執念の人だと。
河本:すごい腰が低い方でしたよね。
井口:それも作戦なのよ。「いや~僕もね、アナザーストーリーなんて要らないと思ってるんですけど……」なんて言いながら家でずーっとカメラ回してて。眠くて体力がなくなってきて、捕らえられてアジト吐かされてるようなものですよ(笑)
河本:あははは(笑)
井口:「か、か、感謝してます……」って言うまでずーっと。あの手この手なんですよ。僕が欲しいセリフを言わないからか(笑)
密着の裏側を明かしつつ、実際にオンエアを見た井口は気になったことがあったという。
井口:優勝の瞬間というか、最終決戦の結果発表で「ウエストランド、さや香、ウエストランド、ウエストランド……」って票が入るあの場面。テレビではその画面がずっと映されてますけど、「アナザーストーリー」ではそのときの僕らが映ってたじゃないですか。お前が、ウエストランドに1票入るごとに「うっし!」みたいにガッツポーズしてて。
河本:してたね。
井口:こいつ優勝すごいしたいんだなって……。
河本:当たり前でしょ!(笑)
井口:すごい嫌だったんだよ(笑)。そんなやつ他にいないし。
河本:みんなじっとしとったもんね(笑)
井口:祈るとかじゃん、普通。でも「よしっ!」ってアスリートみたいに。
河本:なんか嫌な奴にも見えるしね(笑)。あれ恥ずかしかったわ~薄暗いし。
井口:薄暗いなか、誰もが認める“何にもしてないやつ”が「よしっ!」「よしっ!」って、4票入った瞬間スーって涙を流してる、あの映像(笑)
河本:まぁそれ見て泣いたんだけどね、家で。
井口:無限に泣けるじゃねーか!(笑)。自分が泣いてる「アナザーストーリー」を見てまた泣くの?
河本:最後志らく師匠の票で決まる瞬間、あれで泣いた。
井口:一生泣けるよ、それ。
河本:俺、自分の泣き顔見ても平気だもん。
井口:やめてくれよ、カッコ悪い(笑)
さらに、反響を呼んだ河本の結婚式でのスピーチについて、井口は番組で使われることを知らなかったそうで「何で勝手に使ってるんだよ」と不満の様子。「奥さんの家族向けに、良いことを言わないと」と思い、河本曰く「完全にビジネスモード」だったことなど、真相も語られた。
最後に井口は「今の僕があまりにも言わないから2年前の僕ばっかり出てくる」と嘆きながら、番組が多くの人に見てもらえたこと、感動したという感想が届いていることに感謝を伝えた。
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