ジャーナリストの須田慎一郎が2月6日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。2月5日に党大会を開いた日本維新の会について解説した。
日本維新の会が党大会を開催
日本維新の会は2月5日、大阪市内で党大会を開き、次期衆院選で野党第1党を獲得し、今後3回以内の衆院選の間に「政権交代を成し遂げる」と明記した2023年の活動方針を採択した。4月の統一地方選挙では全国の地方議員を現在の1.5倍、600人以上に増やすことを目標に定めた。
飯田)2022年8月に松井前代表の後継として馬場伸幸代表が就任して以降、初めての党大会となります。
須田)馬場さんは、日本維新の会に大逆風が吹いて「あらかた国会議員が落選しても、この人だけは当選する」とされている人なのです。それだけ地元・堺の支援団体、後援会組織が盤石であり、支持されているのです。
有権者のニーズを実現する実行力がある日本維新の会
須田)選挙にとても強い人、ドブ板を踏んできた人です。ですので、統一地方選挙の重要性を熟知している。日本維新の会は活動量が多く、国政選挙でも名前が知られた人が出てきたり、あるいは府知事選挙、市長選挙でも強い。それは日ごろ動き回っている府議会議員や市議会議員がいるからこそです。活動量が多く、有権者のニーズを吸い上げ、それを実現していく実行力があるから、維新の会は強いと言われている。
飯田)活動量が多く、有権者のニーズを実現する実行力がある。
須田)だから統一地方選挙にこれだけ力を入れているのです。現在の1.5倍となる600人以上の議員数を設定したのも、馬場さんの強い意向が示されているのだと思います。
注目すべきは大阪府知事選挙と大阪市長選挙
須田)統一地方選挙のなかで注目すべきは、大阪府知事選挙と大阪市長選挙です。圧倒的に強いですから。
飯田)府知事選の方は現職の吉村洋文さんと共産党の元参議院議員である辰巳孝太郎さん、そして大阪芸術大学客員准教授の谷口真由美さんも立候補の意向を固めていると報じられています。市長選の方は維新が横山英幸さん、そして自民党市議の北野妙子さんが無所属で立候補する意向だと、いまのところは報じられています。
須田)北野妙子さんと谷口真由美さんは、経済人や元大阪府幹部がつくる政治団体「アップデートおおさか」が出馬を打診したのですけれども、谷口さんは実は左派の人なのです。それとまた自民党がくっつくのかどうか。府民・市民がそれをどう受け止めるのでしょうか。
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