「ガーシー議員に堂々と戦う鈴木宗男氏は適任」参院懲罰委員会の委員長ポストについて政治ジャーナリスト・青山和弘氏が指摘

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政治ジャーナリスト、青山和弘氏が3月8日、ニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演し、辛坊と対談。国会への欠席を続けるNHK党のガーシー(本名・東谷義和)参院議員=比例代表=に対する懲罰を担当する参院懲罰委員会の委員長ポストについて、「ガーシー議員に堂々と戦う鈴木宗男氏は適任だ」と解説した。

「ガーシー議員に堂々と戦う鈴木宗男氏は適任」参院懲罰委員会の委員長ポストについて政治ジャーナリスト・青山和弘氏が指摘

(左)記者会見でNHK党の立花党首とオンラインで話すガーシー氏=2022年7月11日午前0時16分、東京都港区 写真提供:時事通信社 / (右)参院本会議でガーシー議員懲罰事犯の件を報告する鈴木宗男参院懲罰委員長=2023年2月22日午前、参院本会議場 写真提供:産経新聞社

国会への欠席を続けるNHK党のガーシー参院議員は、懲罰処分の「議場での陳謝」を求められていた8日の参院本会議を欠席した。

辛坊)ガーシー議員が本会議に出席するという見通しは、いつ頃まであったのでしょうか。

青山)実は、参院懲罰委員会の鈴木宗男委員長に7日午後、お会いしてきました。鈴木氏は午後2時半頃までは、「必ず来る」と言っていました。鈴木氏がそう言っていた理由は、議員バッチをなくしたら、誰もガーシー議員に注目しなくなるからです。ガーシーさんは何としてでも議員の立場を保ちたいはずだから、必ず本会議に出席するはずだと話していました。

辛坊)鈴木委員長は、来ると思っていたんですね。ただ、どう転んでも議員をクビになるリスクはあるわけですから、ガーシーさんにしてみれば、リスクを回避するためには帰国しないという判断になりますよね。

青山)それにしか方法はなかったのでしょうね。私はガーシーさんに直接取材はしていないので、取材した知人の記者に話を聞いたのですが、やはり「トルコに行く」と言い始めたあたりから、帰国しないといいう雰囲気が漂っていたようです。

辛坊)ガーシーさんが帰国しないことを知った鈴木氏は、激高したのではないですか。

青山)その後、鈴木氏から話を聞いていないのですが、鈴木氏はそれ以前からガーシーさんと場外乱闘のような言い合いをかなりしてきました。鈴木氏は過去にいろいろあった方ではありますが、懲罰委員長というポストは、まさにこのときの鈴木氏のためにあったポストなのではないかと感じましたね。というのも、実は多くの国会議員はガーシーさんにビビっているんですよ。

辛坊)えっ、そうなんですか。

青山)そうなんです。交流サイト(SNS)などを使って個人攻撃をされることをすごく嫌がっていて、「関わりたくない」と本音を漏らすんですよ。情けないと思っていたのですが、鈴木氏は堂々と戦っています。そういう意味では、鈴木氏は適任だと思うんです。7日にお会いした際にも、「1秒でも(本会議に)遅刻したら除名だ」「陳謝の文章を少しでも読み間違えたら除名だ」と、ものすごい勢いでした。ですから、これは面白いことになるぞと思っていたのですが、残念ながら議場での陳謝は実現しませんでした。

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辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!

月~木曜日 15時30分~17時30分 

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