歌手の吉幾三が3月19日、ニッポン放送『笑福亭鶴瓶 日曜日のそれ』に出演、名曲『雪國』の意外な裏話を語った。
鶴瓶とは50年来の仲だという吉。プライベートでの交流も多い2人は今年の始めにもハワイ旅行で食事をし一悶着あったらしく、思わず鶴瓶が「腹立つわ……何で来たんや……」とこぼしてしまうほどの気兼ねなさ。
そんな吉は歌手生活50周年を記念したアルバムを5枚リリース。その全てを聴いたという鶴瓶は「そんなこんな浮かぶねん、次から次へと」と、腹を立てながらも感心。「(鶴瓶)師匠も落語たくさん覚えてるでしょう? それと同じことよ」と返す吉であった。
これまでに膨大な曲数を世に送り出してきた吉だが、歌詞のほとんどは想像から作られているという。曰く、恋愛の歌詞を例にすると「もう言っちゃいけないことまでいろんなこと想像するんですよ。それを上手い形にドロドロした感じへ持っていくわけよ」。そしてその最たる例が『雪國』だと明かした。
『雪國』の歌詞といえば「好きよあなた」だが、実は元々の歌詞は「ダメよそこは」だったという。
鶴瓶はその変わりように思わず「おい! 何言うてんねん!」とツッコんだが、吉はいたって真面目な様子。当時テレビで雪を掻き分け走っていく列車を見た瞬間に「追いかけて北国に行く女の人の歌を作ろう」と、想像から『雪國』が生まれたと語った。
鶴瓶は「そんな作り方珍しいな」と一言。50年来の付き合いでもまだまだ謎多き人物だと感じた様子であった。
番組情報
鶴瓶とリスナーによるハプニング満載のがちんこ・ドキュメント・バラエティー。