サンド伊達、宮城県山元町の茶室復興への想いを語る
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5月27日(土)、お笑いコンビ・サンドウィッチマンの伊達みきおと富澤たけしがパーソナリティを務めるラジオ番組「サンドウィッチマン ザ・ラジオショーサタデー」(ニッポン放送・毎週土曜13時~15時)が放送。2011年の東日本大震災により致命的なダメージを受けてしまった、宮城県山元町にある仙台藩伊達家ゆかりの「茶室」の話題を語った。
この“茶室”は、一説によれば、豊臣秀吉が伊達政宗に贈ったもので、山元町では指定文化財に認定するほどに貴重な建造物と言われている。現在、その茶室の復興作業に動き出し、山元町が「ふるさと納税型クラウドファンディング」を開始。だが世間的に周知されていないことから資金繰りは芳しくなく、伊達は、少しでも地元である宮城の力になろうとリスナーたちに呼び掛けた。
伊達:東日本大震災の影響でほぼ壊れてるんですよ、茶室が。それを山元町としてはなんとか復興させなくてはいけないと。「修理したい」って震災以降すぐそんな意見もあったんですけど、でも「今住んでいる人たちの方が大事だろう」ということで、(震災直後に)町の整備だったり、住宅の整備とかにお金をバンと使うと。
富澤:まあ、そっちが優先なるわな。
伊達:で、(現在は復興も進み)ある程度落ち着いてきたんで、またその茶室を直しませんか?ってことで、山元町が一生懸命頑張ってるんですよ。
富澤:ほう。それで?
伊達:これをこのまま置いとくと本当にただ壊れるだけだと。これは直してお客さんを呼べるようにしないといけないってところで「ふるさと納税型クラウドファンディング」を今やってるわけですよ。
富澤:ちなみにどれくらい必要なんですか?
伊達:まず建物を直そうということなんで、目標金額は一千万円でやってます。今はまだ二百何万しか集まってなくて(5月27日昼現在)。これ僕もこれから寄付はするんですけど。ただ色んな方に興味を持ってもらいたいからラジオでね。
富澤:まあ知られてないでしょうからね。
伊達:クラウドファンディングって考えた時に、例えばこのラジオをお聴きの大手企業の方とか。「じゃあうちの企業でやりますよ」ってそういう方も現れたら嬉しいなと。
富澤:それこそ茶室ですからね。お茶屋さんとか。
富澤:町長は(この件について)なんか言ってるんですか?
伊達:橋元町長のコメントもホームページに上がってるんですけど、第一声が「助けてください」
富澤:(笑) 町長が「助けてください」って言うこともあんまりないですから。
伊達:橋元町長、第一声が「助けてください」ですから。まずね。
富澤:ちょっと笑っちゃいましたけどね。
伊達:助けてあげましょうよ。助けてください、みなさん!
と、ラジオの前の人々に“ふるさと納税型クラウドファンディング”の協力を呼び掛けた。
宮城県の南部、太平洋に面した福島県との県境に位置する山元町。「いちご」「りんご」の県内有数の産地で、人口約1万人の小さな町、この宮城の辺境の地にある「仙台藩 伊達家ゆかりの茶室」。復興支援に一役買いたいという方は是非とも「宮城県 山元町 茶室」で検索してみてほしい。
番組情報
サンドウィッチマンがパーソナリティを務める生ワイド番組『サンドウィッチマン ザ・ラジオショーサタデー』