ジャーナリストの須田慎一郎が6月19日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。2024年米大統領選に向けた活動を本格化させるバイデン大統領について解説した。

【G7広島サミット】岩国基地に到着したバイデン米大統領（右）＝2023年5月18日午後、山口県岩国市　写真提供：産経新聞社

高齢であることからリベラル系のメディアもバイデン大統領の再出馬に批判的

飯田）アメリカ大統領選挙に向け、バイデン大統領がフィラデルフィアで行われた選挙集会で演説しました。この演説はともかくとして、6月16日にコネティカット州で行われた演説では、女王陛下を称える発言をして周囲を困惑させたという報道もあります。

須田）健康面でも不安視されています。

飯田）バイデンさんの健康不安説も前々から言われていましたが、2期目となるともう4年ですよね。

少しのミスでも大きく報道されるバイデン大統領　～今後は共和党の指名選挙に注目が集中

須田）その辺りに有権者やアメリカのマスコミが注目しています。実を言うと左派、リベラルと言われているメディアですら、バイデン大統領の再出馬については、高齢ということもあって批判的なのです。鵜の目鷹の目で見ていますから、ちょっとしたミスが大きく報道されてしまう側面もあるのだと思います。

飯田）いままでなら気にされなかったことも、大きく取り上げられると「一大事だ！」となってしまいますよね。

須田）ネガティブに捉えられてしまいます。いよいよ夏になると大統領選挙、特に指名選挙の本番を迎えます。そうは言っても、民主党はバイデン大統領でいくでしょうから、共和党は誰が出てくるのかというところで、共和党の方に注目が集まっていくのだろうと思います。