キャスターの辛坊治郎が6月20日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。1912年に大西洋で氷山に衝突して沈没したイギリスの豪華客船タイタニック号の残骸を海底に見に行く観光用ツアーの潜水艇が行方不明になっている事故を巡り、「96時間以内に浮上さえできれば、希望はある」と解説した。
1912年に氷山に衝突して沈没した豪華客船タイタニック号の残骸を海底に見に行く観光ツアーの潜水艇が行方不明になっている。潜水艇は5人乗りで、アメリカやカナダの当局が北大西洋を捜索し、発見に全力を挙げている。
辛坊)タイタニック号が沈んでいるのは水深約4000メートルの深海です。残骸は1980年代に確認され、その後、映像も撮影されています。ただし、場所は特定されていますが、深海で大きな水圧がかかりますから、そう簡単に潜れるところではありません。
潜水艇には操縦士1人と乗客4人が乗船していました。ツアーの参加費用は1人当たり日本円で約3500万円とのことです。今のところ、消息不明になっており、安否が心配です。
潜水艇が海底に向けて潜水を始めたのは、現地時間の18日朝のようです。時差を加味すると、日本時間では同日夕になります。潜水艇には緊急用酸素が積み込まれており、潜航しながら96時間は乗員の生命を維持することが可能だとされています。また、潜水艇の中の気圧は地上と同じように調整されていますから、急浮上したとしても潜水病にかかる危険はありません。つまり、現地時間の22日朝、日本時間の同日夕までに浮上さえできれば、希望はあるということです。
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番組情報
辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)