7月6日(木)深夜に放送されたお笑いコンビ・ナインティナインの岡村隆史と矢部浩之がパーソナリティを務めるラジオ番組『ナインティナインのオールナイトニッポン』(ニッポン放送・毎週木曜25時~)にて、2人が6月21日にがんのため亡くなった、ダンスプロデューサーの夏まゆみさんを追悼した。
今から30年以上前の1991年、ナインティナインを含む、大阪・心斎橋筋2丁目劇場の若手芸人たちで結成された吉本印天然素材。通称「天素」と呼ばれアイドル並みの人気を誇ったこのユニットにダンスを指導したのが夏さんだった。その後もバラエティ番組などで何度か共演した2人は当時の光景を振り返りつつ、感謝の想いを伝えていった。
岡村:結果今になって「天然素材ってなんやったの?」思ったら、(やっぱり)ダンスで
矢部:結果な〜
岡村:ダンスで皆さんに応援してもらったというか
矢部:当時はアイドルみたいやって芸人さんには言われて
岡村:「お笑いが踊って何してんねん」って言われたんやけど、結果ダンスがなかったら天然素材って何者でもなかったし、私たちも今ここで喋ってなかっただろうなって思うんですけど。「キャー言われて何が嬉しいねん」って僕は思ってたんですけど、実際めちゃめちゃ嬉しかったんですよね。(当時は)カッコつけていうてましたけど
矢部:キャー言うてくれたから成立したしね
岡村:そのキャーがなんで成立したかというと、ダンスなんですよ。ダンスを嫌がってる人たちをまとめて、大変やったと思うんですよ、夏先生は。その中で一番イキリたってたのは我々だったんですよ
矢部:若気の至りですよ。だからホンマに『めちゃイケ』スタッフに感謝やなと。ちゃんと謝れたのがデカいなと思って
岡村:ただただ口答えしかしてなかったから当時。ホンマに言うてたからな「お前のために踊ってんちゃうぞ!」って
矢部:なんてひどいことを……。で、泣かしたりね
岡村:あれだけの芸人を集まって、1人で振り付けやってはったわけですから
矢部:だからあの『27時間テレビ』デカいな〜。寝ずにダンスを一生懸命練習して、夏先生も目の前で見てくれて、最後には嬉し涙を流しながらハグしてくれたから
岡村:この話聞いて笑ってはったらいいけどね、天国で。
現在のナイナイを形作ってくれた恩人へ、今になったからこそ言える感謝の想いを伝えていったナイナイの2人であった。
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