辛坊治郎がパーソナリティを務めるニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』。7月17日(月)の放送に政治ジャーナリストの田崎史郎氏がゲスト出演。マイナンバーカードをめぐる混乱などで、支持率が低下する岸田政権の今後について言及した。
『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』月~木曜日 15時30分~17時30分 生放送
マスコミ各社の調査による岸田政権の内閣支持率は、5月に行われたG7広島サミット直後は上向く兆しが見られたものの、6月に入りマイナンバーカードをめぐる混乱などで下落し、政権発足以来、最低水準となっている。
今後の永田町の動きについて田崎氏は「9月中旬には、おそらく内閣改造・自民党役員人事を行う見通し」と述べた上で、「その段階で、河野さんが辞めさせられるか留任するかというのは大きなポイント」と指摘。マイナンバーカードをめぐる問題で矢面に立たされている河野太郎デジタル大臣の処遇が焦点だとした。「来年秋の総裁選のことを考えると、閣内に封じ込めておいた方が岸田さんにとっては有利」とする一方、総理周辺への取材では、河野デジタル大臣を変えた方が「マイナンバーカードによる混乱が早く収まるのでは」との見方もあり、「どっちに振れるか、ちょっとわからない状況」と明かした。
さらに、自民党役員人事で「茂木敏充幹事長が続投するかどうか」も注目だとして、「総裁選に立とうとしていると思われているのが、茂木さんと河野さん。岸田さんにとってみればライバル。ライバルの人に、引き続きやってもらうかの判断」と述べ、「茂木さんを幹事長に置いておくと、茂木さんが力を付けてしまう…という面もある」と指摘し、党内人事においては茂木幹事長の行く末が鍵を握ると語った。
田崎氏がかねてから予想している、秋の臨時国会冒頭での衆院解散については「まだ、岸田さんはその心構えを持っている」と述べ、「できるかどうかは内閣改造をやった後に支持率が回復しているかとか、党内の状況をみる」として、解散総選挙に踏み切らないこともあると推測。ただ、その場合は来年9月の総裁選でかなり厳しい戦いを強いられる可能性を指摘した。
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■番組タイトル:ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』
■放送日時:毎週 月~木曜日 15時30分~17時30分
■パーソナリティ:辛坊治郎
■アシスタント:増山さやかアナウンサー(月~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)
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■ハッシュタグ:#辛坊治郎ズーム
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番組情報
辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)