11月20日のニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に、芸能界を代表する番組リスナーである、お笑いコンビ「ますだおかだ」の増田英彦氏が出演。一部メディアが、2025年大阪・関西万博の象徴となる木造の巨大屋根「リング」について、閉幕後に解体する方針を見直し、現地に保存する案や一部を再利用する案が浮上していると伝えたことに触れ、「残すにしても維持費が相当にかかるのではないか。IR(カジノを含む統合型リゾート施設)とセットで考えても、『負の遺産』になるのではないか」と指摘した。
2025年大阪・関西万博の象徴となる木造の巨大屋根「リング」について、閉幕後に解体する方針を見直し、現地に保存する案や一部を再利用する案が浮上していると、時事通信が18日に伝えた。
増田)建築資材が今、高騰しています。その建築資材を閉幕後に残そうとしているわけですね。素人の発想ですが、保存や再利用などの目的で閉幕後に購入してもらえれば、実際にかかった建築費のいくらかは賄えるかもしれません。
ただ、「リング」は木造ですから、経年劣化などによる維持費が相当かかるのではないでしょうか。同じ大阪のベイエリアに誘致が計画されているIRが面倒をみてくれるのでしょうか。
増田)大阪のベイエリアはもともと、税金で箱モノを次々に造り、「無駄遣いだ」と批判された「負の遺産」です。その埋め立て地を有効活用しようということで、万博やIRにつながっています。しかし、新型コロナウイルス禍や景気などの影響により、万博とIRをセットで考えたとしても、再び万博が「負の遺産」になってしまうのではないかという懸念が最近、高まっているように感じます。
番組情報
辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)