12月2日(月)荘口彰久がパーソナリティを務める「ケーダッシュセカンドプレゼンツ 輝く未来のアスリート アスヤン!~若いアスリートを全力応援~」(ニッポン放送・毎週月曜21:00~21:30)が放送。
ゲストは笹渕和花。
2007年、北海道生まれ。両親、兄がスピードスケートをしていたことから5歳で競技を始める。中学生時代は北海道大会3連覇、全国中学校大会も優勝。また、中学3年時に500mで39秒95をマーク。中学生で40秒台を切るのは、五輪金メダリストの小平奈緒、髙木美帆に続く史上3人目の快挙だった。さらに今年、韓国で開催されたユースオリンピックで銅メダルを獲得するなど輝かしい成績を残している。
現在、北海道在住の地元の帯広南商業高校2年生。今年度の日本スケート連盟ジュニア強化選手。
また、長年スピードスケートの取材を続け、「Number」等の様々なメディアに寄稿しているスポーツライター・矢内由美子も出演。
荘口:笹渕選手、スピードスケート選手の“あるある”ってどんなことですか?
笹渕:スケートのことをずっと考えている人は、信号の待ち時間などでも(スタートの)フォームを取ったりしている人がいます。
荘口:それ、周りから見たら少し気になるタイプですね。笹渕選手ご自身はやってないですか?
笹渕:はい。やってないです(笑)
荘口:スピードスケートというと、両腕をぶんぶん振っているイメージがありますけど、フォームも人それぞれなんですか?
笹渕:はい、色々ありますね。重心の位置が人によって違うんですよ。前重心だったり、後ろ重心だったり。私は真ん中らへんでしょうか。
荘口:矢内さん、フォームも色々あるんですね?
矢内:例えば、スタート一つでも、体の向きとか角度、膝の折り曲げ方が違いますし、中には陸上選手のように手を床につくスタイルの選手もいますね。
荘口:それでは笹渕選手。この一年くらいの短期の目標はどんなことでしょうか?
笹渕:今シーズンの日本のタイムランキングで上位5番以内に入ることと、世界ジュニア選手権大会で優勝することです。
矢内:今シーズン5番以内に入ることはどういう権利を得ることにつながりますか?
笹渕:五輪に向けてのステップになります。
荘口:5番以内に入るのがどれくらい難しいか私にはわかりませんが、入れる可能性はどれくらいと考えていますか?
笹渕:38秒台を出せば入っていけるところなので、目の前にあると感じています。
荘口:なるほど。続いて、5年くらいかけて中長期の目標は何ですか?
笹渕:2年後に開催されるミラノ・コルティナダンペッツォ五輪に出場することです。
荘口:絶対出たいですか?
笹渕:絶対出たいです。
矢内:このミラノ・コルティナダンペッツォ五輪のスケートリンクができるのが、もうちょっと先なんです。
荘口:えっ、ということはまだ誰も滑ってないのですね?
矢内:そうなんです。地元イタリアの選手は事前に滑れることになると思うんですけど、他の国のどの選手にとっても初めてのリンクになる可能性が高いので、そういう意味で幅広く、どんな環境でも滑れるようになるという目標を立てている笹渕選手の目標の立て方はすばらしいと思いますね。
荘口:そして、10年以上先など長期的な目標を教えてください。
笹渕:日本のトップに立って、世界中を飛び回ること、五輪で優勝することです。
荘口:笹渕選手が思い描く輝く未来とは?
笹渕:スポーツという舞台を通して国境を越えて、何かに向かって頑張っている人たちに自分が勇気をあげられたらいいな、と思っています。