ニッポン放送のリスナー感謝イベント『ラジオビーチ in 三浦海岸2025~MIURA FUN BEACH~』が7月13日(日)に神奈川県三浦市の「MIURA FUN BEACH 三浦海岸」で開催され、ニッポン放送の人気パーソナリティやアナウンサー陣が大集合し、5時間の公開生放送が行われた。

画像を見る(全10枚) ラジオビーチ in 三浦海岸2025~MIURA FUN BEACH~
5時間におよぶ豪華生放送のPart1でトップバッターを飾ったのは、『上柳昌彦 あさぼらけ』パーソナリティの上柳昌彦と、ニッポン放送アナウンサーの前島花音。波の音と共に、上柳と前島アナウンサーの「ラジオビーチ in 三浦海岸2025~MIURA FUN BEACH~!」というタイトルコールで公開生放送がスタートすると、集まった観客から大きな拍手が巻き起こった。
事前に上柳が番組で「三浦海岸にお越しになる方は?」とリスナーに呼び掛けたところ、思うほど「行きます」の声が上がらなかったため半信半疑の中登場した上柳の目の前には、数え切れないほどのリスナーの姿が。2人は集まったリスナーに感激と感謝を伝えながらも「暑くなるのでくれぐれも熱中症に気を付けて!」と注意を促し公開生放送を進行した。
今回の開催にいたった経緯や、本日の公開生放送スケジュール、現地で販売されているグッズなどラジオビーチの説明などを挟み、最初のお客様として三浦市の出口嘉一市長がステージに登場。市長が持参した地元産のスイカを頬張った前島アナウンサーが、お得意のセリフ「うまえじまです!」と美味しさを表現する一幕もあった。
9時台のゲストに『ニッポン放送ショウアップナイター』実況担当の松本秀夫アナウンサーが登場。無類の釣り好きで知られる松本アナウンサーは三浦海岸に前日入りし、今シーズン好調という「シロギス」を釣って現れる予定だったが、泊まった宿に飲み放題プランが付いていたため、今朝早起きして釣りにいく事が叶わなかったと明かし上柳を大いに呆れさせた。
ステージ上が釣りトークで盛り上がる中、どこからともなく京急電鉄の「列車接近メロディ」が流れ始める。これは「50年前がよみがえる!京急の貸切列車で行くラジオビーチ!」の特別列車と中継を繋ぐ合図。この特別列車の企画は、京急電鉄の協力で「ハッピー1242/93号」と名付けた貸切列車にニッポン放送リスナーを招待し、品川駅から三浦海岸駅まで特別な直通列車が運行されるという今日限りのニッポン放送と京急電鉄のスペシャルコラボ企画だ。
ニッポン放送と京急電鉄の夏の三浦海岸コラボ企画列車の歴史は古く、1975年7月に「ハッピー1240:BCL号」が運行された記録が残っている。そんなスペシャルな企画が50年ぶりに蘇るということで、リスナー100名限定の募集に対し、2000名を超える応募が寄せられた。
抽選で選ばれた幸運なリスナー100名を乗せた「ハッピー1242/93号」は、車掌を務める『飯田浩司のOK! Cozy up!』の飯田浩司アナウンサーの掛け声と共に出発進行。車内では飯田アナウンサーが鉄道オタクらしく本職さながらの車内アナウンスやマニアックなトークを展開し、乗車したリスナーを楽しませた。
ステージ上では、松本アナウンサーと上柳が共にギターを抱え、かぐや姫の「湘南 夏」をセッション。美声を披露した松本アナウンサーはここでお別れとなった。続いて10時台にのゲストとしてニッポン放送の日曜午後の人気番組『土田晃之 日曜のへそ』でパートナーを務める新内眞衣が登場した。
新内は、2013年に乃木坂46に加入した翌年、ニッポン放送の関連企業で働き「OL兼任アイドル」として活動。2016年からは『乃木坂46 新内眞衣のオールナイトニッポン0(ZERO)』、続いて『乃木坂46のオールナイトニッポン』のパーソナリティを務めており、ニッポン放送との歴史は長い。
上柳とも関係は深く、かつて新内が初代パーソナリティを務めていた『乃木坂46のオールナイトニッポン』で行った「新内眞衣 妄想結婚式!」企画で進行を務めた時を振り返ったほか、ニッポン放送の新内のポッドキャスト番組『新内眞衣のまいどあり』での話題「小さいおじさんが見える」について盛り上がった。
本日14時より放送の『土田晃之 日曜のへそ』の出番があるため、東京へ帰らなければいけない新内とはここでお別れ。このゾーンの最後には、前島アナウンサーが『垣花正 あなたとハッピー!』でレギュラーでレポーターを担当している中継コーナーで披露している自作の俳句の「三浦海岸バージョン」を詠む場面も。前島が「三浦のね ビーチで楽しむ 生放送」という句を即興で披露すると、集まったリスナーから歓声と拍手が贈られた。
京急電鉄の「ハッピー1242/93号」が三浦海岸駅に到着し、上柳&前島アナウンサーも交代へ。11時からのPart2を担当する『飯田浩司のOK!Cozy up!』アシスタントの新行市佳アナウンサー、内田雄基アナウンサーを呼び込み、4人でトークを繰り広げていると京急電鉄で三浦海岸に到着したはずの飯田浩司アナウンサーがまさかの海からステージに登場。「ハッピー1242/93号」に乗って来ての感想を聞かれると、「大満足! 京急電鉄さんのおかげで、やりたい放題させてもらいました」と感無量の様子。飯田アナウンサーは小学校の卒業アルバムに「京急電鉄の運転士か車掌になりたい」と書いており、その夢が叶って「本当にありがたい」と感動を嚙みしめていた。
その「ハッピー1242/93号」に一緒に乗って三浦海岸までやって来た、「オジキ」ことジャーナリストの須田慎一郎がゲストとして登場。しかし、ゲストそっちのけで電車トークを止めない飯田アナウンサーに対し、須田が「いつまでしゃべってんだ!」と強めのツッコミを飛ばして三浦海岸を爆笑の渦に巻き込んだ。
須田は、三浦海岸にはかなり思い出があると言う。「父親の勤めていた会社の保養所が三浦海岸にあって、安く宿泊できました。うちは貧乏だったから、幼い頃は何度も三浦海岸に来ていましたよ」と自身の幼少期の思い出話を披露した。
ゲストの須田も交え、ここからはクイズ企画「夏だ!海だ!三浦海岸だ!クイズ、チャットGPTの有料版に、聞きました!」を行うことに。第1問の「三浦海岸の魅力を教えて」という質問には、「都心から近くてアクセス抜群」「広くてキレイな砂浜」「三崎マグロが近くて海鮮グルメが豊富」など多くの回答が飛び出したのだが、第2問の「須田慎一郎さんの魅力 教えて」には、本人が自ら「ダンディー」「優しい」など予想するも、すべてハズレ。「俺、魅力ないの?」と須田が落ち込みそうになった時、新行アナウンサーが「外見とのギャップ」を挙げると、これが見事に正解。「チャットGPTって良いやつだね」と須田の顔に笑顔が戻った。
クイズコーナーの後は、箱崎みどりアナウンサーによる三浦市内からの中継へ。今回で4回目を数える、三浦海岸駅周辺の飲食店を回って食べて飲んで楽しむイベント「三浦海岸バルウォークvol.4」の様子が伝えられた。
12時を迎え、いよいよ5時間生放送の最後のパートとなるPart3がスタート。『垣花正 あなたとハッピー!』パーソナリティの垣花正は「泉岳寺始発の京急2100形に乗って、旅情を味わいながらやって来ました!」と京急電鉄愛あふれるルートで三浦海岸へやって来たと明かす。
ステージ上では、垣花の無茶ぶりで、アシスタントの熊谷実帆アナウンサーが松田聖子の「夏の扉」を熱唱する一幕も。最初は「私がですか!?」「歌詞がわかりません!」と慌てていた熊谷だったが、いざ歌いだすと堂々と歌い切り、最後には「素晴らしい青空の中で歌えて良かったです!」と清々しい笑顔を浮かべた。
そんな熊谷アナウンサーの後ろでおもむろに海パンに着替えた垣花が、ビーチに繰り出してリスナーに突撃インタビューを実施。どこから来たかといったベーシックな質問だけでなく、ビキニ姿のセクシーな女性に直撃したり、「一番好きな番組は?」の質問に「飯田浩司の……」と言いかけたリスナーに「空気を読んで!」と説得し『垣花正 あなたとハッピー!』と言い換えてもらったり、さらにリスナーのリクエストに応えて海に入って「気持ちいい~!」と叫ぶなど、垣花らしさ満点のゾーンとなった。
さらにステージには東島衣里アナウンサーと前島アナウンサーも加わり、海にまつわる思い出を聞く「垣花と女が溶ける海」という企画を実施。熊谷アナウンサーは、大学卒業旅行で訪れたグアムで巻き起こった「ビキニビリビリ事件」を、前島アナウンサーは、5歳の時に海を再現したビーチで溺れかけた際に助けてくれた「今も心に残る海の人」を、東島アナウンサーは、憧れの人にデートに誘われた時のエピソード「夏、初デートで」とそれぞれがとっておきのエピソードを披露し、会場を甘酸っぱい空気に包み込んだ。
続いて、箱崎アナウンサーによる2度目の中継では、三浦海岸エリアで開催されている、街全体でアートを楽しむ「三浦海岸アートフェスティバル」を紹介した。
のこり1時間の13時になると、ビーチの盛り上がりも最高潮に。おなじみの笑福亭鶴光、田中美和子がゲストに登場すると、リスナーは「待ってました」とばかりに大歓声で迎え入れる。
鶴光にも海の思い出があり、逗子にてDJ KOOとTRFの曲で盆踊りを踊ったことがあるそうで、意外な盆踊りエピソードが披露されたところで、リスナーお待ちかね、ニッポン放送の番組「鶴光の噂のゴールデンリクエスト」から誕生した「もっこり音頭」の披露へ。ステージに鶴光はもちろん「LFもっこり社中」メンバー(田中美和子、東島アナウンサー、新行アナウンサー、前島アナウンサー、熊谷アナウンサー)に加え、垣花正、飯田アナウンサー、内田アナウンサー、箱崎アナウンサーも加えた総勢10名がリスナーと共に歌って踊り、ステージはこの日一番の盛り上がりを見せた。
鶴光は、歌唱前に「この曲で『紅白歌合戦』を狙う!」と宣言していたが、会場の盛り上がりに「もう『紅白』を抜いたね!」とご満悦の表情。最後に垣花が、暑い中ずっと観覧し、ステージを盛り上げてくれたリスナーたちに「最後までありがとうございます!」と感謝を伝え「これからも京急に乗って三浦海岸に遊びに来てください! そして、これからもニッポン放送をよろしくお願いします!」と呼びかけ、5時間の公開生放送は幕を閉じた。