消しゴムが消える仕組み【鈴木杏樹のいってらっしゃい】

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消しゴムの仕組み

鉛筆の字がなぜ消える?

黒い粒を消しゴムの表面で吸い取る

そもそも、どうして消しゴムで鉛筆の字を消すことが出来るのでしょうか?
鉛筆で文字や絵を書くと、黒くなりますよネ。
それをルーペや顕微鏡で見ると、細かい鉛筆の芯の粒が並んでいます。
紙に書かれた文字や絵は、この細かい黒い粒が表面にくっ付いている状態になっています。
この黒い粒を消しゴムの表面で吸い取ることで、文字や絵が消えていく・・というわけです。

消しゴムのカスの正体は

消しゴムをゴシゴシすることで、最初に紙の表面に付いた黒い粒が、消しゴムの表面に付きます。
すると、消しゴムの表面の部分が削れていきますが、"消しゴムのカス"として取り除かれます。
そして再び新しい表面が現れて、ここに又、黒い粒が吸い付いていきます。
この繰り返しと、紙の表面をこすることで紙の繊維に絡まった黒い粒も取り除かれて、文字や絵が消える・・という仕組みだそうです。

ボールペンやサインペンは消えないワケ

それに対して、ボールペンやサインペンで書いた字の場合、インキが紙の表面だけでなく、紙の中まで染み通ってしまうため、いくら消しゴムで表面をこすっても、字は消えずに残ってしまうそうです。

『砂消しゴム』で消すことができる仕組み

そんな中、ボールペンやサインペンの文字でも消すことが出来るのが『砂消しゴム』です。
よく"砂消し"と呼ばれます。
この『砂消しゴム』には、ゴムと一緒に"研磨砂"という石英など、硬い鉱物の粒子から出来た天然の砂が含まれています。
この硬い砂でインクを紙ごと削ることで、文字を消すことが出来ます。

 

■杏樹さんの感想 

『ゴム』をテーマにする番組、なかなかないと思いますが(笑)いかがでしたでしょうか?
今回このテーマにしたのは、スタッフの皆さんと一緒に次回のテーマを何にするか相談していた時のことです。
スタジオのテーブルの上に輪ゴムが1つあって、それを見たディレクターさんが"輪ゴムとかゴムって、何か不思議じゃないですか?"と言われたんです。

言われてみれば、あまりに身近な存在なのでそれまで気にしていなかったんですが、"それなら調べてみましょう!"ということになりました。
そしたら意外な事実、知らないことがいっぱいでした。

特に"ゴムを使っていないのに『消しゴム』と呼ぶのはおかしい"とプラスチック製のものは『字消し』と呼ぶ・・というのを知って確かにそのとおりだと思いました。
そして『共和』さんの輪ゴム『オーバンド』、確かにウチにもあります。
これを機に『共和』さんの名前も『オーバンド』の名前もしっかり覚えます。

(4/8放送分より)

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