横浜DeNAファンのあなた!お待ちどう様でした!!今季初の4連勝です。
順位は5位ながら、5月に入っての勢いはセ・リーグ1番です。
4月は「また今年もダメか。。。」とファンはタメ息をつく毎日だったでしょう。
ところが、そんな暗雲を吹き飛ばしたのは、4日から復帰した梶谷、昨年達成のヤクルト・山田より先にトリプル3へ最も近い選手といわれてきた。
その梶谷が出遅れた原因は、2月17日沖縄・宜野湾キャンプの外野守備練習で、フェンスに激突して痛めた左脇腹の痛みがひかなかったこと。
「あのケガで、肋骨の挫傷、筋肉の挫傷、骨挫傷のトリプル3ですよ。」
休んでいる間、打線は低迷して誰よりも責任を感じていたはずです。
それだけに復帰直前は、「とにかく、チームのムードを変えたい。」と言っていた。
梶谷は50メートル走5秒7の快速。
チームのムードを変えたいと宣言して、臨んだ復帰戦の5日の初回、梶谷は3塁への盗塁に続き、野球人生初のホームスチールに成功。
一度はアウトを宣告されながら、VTR判定でセーフに覆され、あれでベンチのムードが大きく変わりました。
昨日の中日戦も1安打ながら、値千金のホームラン。
「自分でいうのも、ヘンだけど、ぼくはバットにボールが当たったら、行き先はボールに聞いてみて。そういう打球しか打てないけれど、ホームランになりました。」
その言葉通りになったのですから、やはりなくてはならない存在でしょう。
2006年高校生ドラフト3位で入団し、今季は節目のプロ10年目。
振り返れば、1軍初出場は2009年で大半が守備要員で、故障なども多い。
そこで一念発起し2011年オフから肉体改造を本格的にスタート。
かつては、金本、野村、新井兄弟が通った広島市内のトレーニングジムで乗り込んだのですから相当な覚悟をもっていたのです。
当時の体重は70キロ台。以来、努力を重ね、今年は90キロ台になった。すごいのは増量したのに体脂肪は9パーセントから8パーセントに減らしたことです。
1日5食でスタミナをつけ、トップアスリートの体を手にしました。
「体重が増えたのは、筋肉をつけただけ。だからスピード、瞬発力は落ちていない。よく、体重が増えたからケガをするという人がいるけど、そんなことはないです。」
ラミレス監督もお気に入りの選手ですが、中畑前監督からもとにかくかわいがられていました。
梶谷復帰で横浜DeNAは4連勝。これからが楽しみです。
(原文)青木政司
5月26日(木) 高嶋ひでたけのあさラジ!「スポーツ人間模様」