朝一番!夏の彩りをあなたのお家へ 【ひろたみゆ紀・空を仰いで】

By -  公開:  更新:

昨日の暑さを忘れたようにヒンヤリした清々しい早朝、ポンと音を立てて咲いたのではないかと思うほど、見事に咲いた大きな朝顔。
そんな朝顔たちが街中に咲き誇る『入谷朝顔まつり』が7/6から始まりました。

w680×h383jpg

IMG_9395(w680)

IMG_9359(w680)

去年は夕方に行ったため夕顔の花しか見られなかったので、今年は何が何でも朝イチで行くぞ~!と勢い込んで出かけました。

入谷に着いたのは朝7時。
遠くからでも朝顔の鉢がお行儀よく並んでいるのが見えます。緑の葉っぱが生き生き!提灯もぶら下がってお祭り雰囲気の中、すでに、まさに今咲いている朝顔を選びたい、写真に撮りたいという沢山の人で賑わっていました。

IMG_9402(w680)

こんなに沢山の朝顔の花を一度に見たのは初めてです。
白・ピンク・紫・水色…カラフルな花も少しずつ色が違います。どれを選んだらいいのかわかりません。そこで頼りになるのがお店の方々。お店ごとにお揃いの半纏や鯉口シャツは、朝顔をあしらっていて粋です!

「朝顔は英語で、ジャパニーズ・モーニング・グローリーって言うんだよ。この時間だから見られる綺麗な花、さぁさぁ、好きなのを選んでね~っ!」

朝から小気味よく朝顔の説明をして下さいます。

IMG_9397(w680)

今年は「4種咲き」の朝顔が去年よりずいぶん増えていました。1鉢に4株が植えられているため、4種類の色とりどりの花が咲きます。色の組み合わせは何種類かあるので、お好みの物を選べます。
朝顔を育てている方は、少しでも良い物をお客様に見たいという思いで、毎年毎年改良を重ねています。

オーシャンブルー2(w680)
【画像】オーシャンブルー

今年の新作は「オーシャンブルー」という品種だそうです。その名の通り海を思わせる深いブルーが上品。しかも花も株も大きいのでとってもゴージャスです。すでに売約済みで配送準備に入っている朝顔はこのオーシャンブルーが多かったです。
もちろん、昔からの朝顔や人気の団十郎も並んでいます。

団十郎-(1)(w680)
【画像】団十郎

「朝顔まつり」は、なんと今年で66年目になるそうです。
毎年7月の6・7・8日の3日間開催され、入谷鬼子母神を中心に言問通りに120軒の朝顔業者の方が出店されます。

なぜ、入谷で朝顔市なのか…その歴史は江戸末期の文化・文政の頃にさかのぼります。
朝顔はそれまで御徒町に住む下級武士などが盛んに栽培していましたが、やがて入谷にいた十数件の植木屋さんが造るようになり、その出来映えが素晴らしく大ブームになったそうです。
全盛期は明治時代。世情が変わって大正初期には廃れてしまいましたが、戦後、再び入谷の朝顔市が復活したのです。今や毎年40万人の人出で賑わう江戸情緒豊かな夏の風物詩となりました。

咲いている朝顔を見て選びたい方は、もちろん朝行くのがおすすめ。少しでも遅いとしぼんでしまうので早い方がいいです!
朝顔まつりは5時から始まります。
お祭り気分を味わいたい方は、夕方からでもOK。
午後5時から9時までは言問通りが歩行者天国になります。
屋台も出ていて楽しいですよ~。

入谷 朝顔まつり 公式HP : http://www.asagao-maturi.com/

「ひろたみゆ紀・空を仰いで」

photo_an_hirota
たったひとつ眩しく輝く大きな太陽、おぼろげに優しい光を放つ月、一つ一つは小さいけれど幾千幾万という圧倒的な数でキラキラ輝く星たち…空の主人公たちです。
晴れの日もあれば曇りや雨の日、そして嵐の日もあり、毎日刻々と表情を変え、一つとして同じだったことがない空。
その空に輝く太陽・月・星も毎日姿を変えています。空には果てしないドラマがあるのです。

そして、私たちの世界もまた同じ。同じような毎日でも一日たりとも同じ日はありません。ひとりひとりに果てしないドラマがあります。
ここでは、人一倍空から遠いちっちゃいひろたが、空を見上げるように、低いところからいろんなものを見上げてひとつひとつドラマを探しにいきます。

プロフィール

栃木県出身。NHK宇都宮放送局のキャスター、レディオベリー(エフエム栃木)のパーソナリティを経てフリーへ。
以降ニッポン放送のパーソナリティやリポーターを務めるなどフリーアナウンサーとして活動。
2009年には韓国に語学留学。両国の文化を身につけパワーアップして活動中。

Page top