潜入!忍者ってナンジャ!? 【ひろたみゆ紀・空を仰いで】
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ある時は瓦屋根の上を軽々と走りぬけ、またある時は竹の筒で息をしつつ池の中に身を隠し、そしてまたある時は煙のでる爆弾をポンと投げドロンと姿を消してしまう…
あなたは「忍者」という言葉聞いたら何を思い浮かべますか?
日本文化の拡散とともに、今や世界中で愛されている忍者。しかし映画やアニメの世界と違い、実在した忍者の姿はいまだに謎に満ちています。
そんな忍者の実像に迫ろうと企画されたのが、お台場にある日本科学未来館の企画展「The NINJA -忍者ってナンジャ!?-」です。
7/2から始まったこの企画展に早速潜入してきたでござるよ、ニンニン!
「The NINJA -忍者ってナンジャ!?-」は、最新の史料研究や科学的アプローチによって「真実の忍者」の姿を明らかにし、現代に活かす事ができる忍者の知識や知恵を楽しく学ぼうというもの。
なぜ、“科学館”で忍者?と思われる方もいらっしゃるでしょうが、もともと日本科学未来館は「100億人が生き延びるために何が出来るのか…未来を考える」ために作られたので、今回の企画展はまさにこの意図にピッタリなのです。
謎だらけの忍者の実像に迫る手がかりは、江戸時代の忍者が記した忍術書「万川集海」をはじめとする史料です。そこから浮かび上がってきた忍者とは、日々の鍛錬で体力と精神力を高め、自然の知識や実践的な知恵をも持ち合わせ、いついかなる時も動じない精神を保つ、まさに総合的な力を備えた存在でした。
そもそも忍者とは、敵の内部に入りこみ機密情報を得るスパイです。しかも秘密裏に情報を得、なるべく戦わずして生き延びその情報を君主に伝えることが大切。そのために様々な知恵や知識を習得し身につけたのがいわゆる忍術です。
忍者は、薬・天文・気象・食と総合的な知恵を上手に使いこなしていました。
現代は、スマホさえあればちょちょいと何でも調べられます。困る事がありません。おかげで正直…漢字は書けなくなってるし、電話番号も覚えられません。
そこのあなた!毎日スマホで話している彼氏や彼女の電話番号をスラッと言えますか?…でも、最近は災害も増え、いつ何時スマホがバッテリー切れで使えなくなるかもしれません。
スマホに依存しているのにスマホに頼りきれない二律背反の時代だからこそ、今、忍者の知恵が必要なのです。
では、一緒に忍者の人間力・忍者が持っていた生きる力を学んで行きましょう!
企画展は4つのゾーンに分かれています。
最初は、忍者研究室。南北朝時代頃から江戸末期まで活躍した忍者が遺した忍術書などが展示されています。
そして、いよいよ私たちも忍者修行です!
まずはSTAGE1【体をきたえよ】
忍者はすばやく無駄のない動きを身につけていました。古武術として現代に伝わる忍者の効率的な動きや修行方法を実際に体験できます。手裏剣を投げたり、音をたてずに歩いたり…これがなかなか難しいでござる~。
次なるミッションはSTAGE2【技をきわめよ】
忍者は任務をこなすため、様々な技や知識を身につけていました。地形、方位、天気の読み方、薬の作り方、記憶術や伝達術…実際に忍者が使っていた道具を見ながら学びます。
そして最終段階はSTAGE3【心をみがけ】
大切な場面で最大限の力を発揮するため、忍者はどんな状況においても心をコントロールすることが必要でした。その方法とは?!
心技体の3つの修行が終わったらあなたも立派な忍者!「忍者認定証」がもらえます。
実際に身体を使って忍者修行をしてみると、今まで想像していた忍者と本当の忍者はずいぶん違う事がわかります。五感を研ぎ澄まし、ほんの少しの危険をも察知する能力は、地道な修行があったからこそ。
実際に敵の懐に飛び込み大切な情報を手に入れる術、あらゆる危険を乗り越えて生き抜く力に改めて驚かされます。
情報が戦の勝ち負けを制していた時代…その情報を得るために必要とされた忍者。
そして何百年と時が経ち、今や溢れる情報社会のまっただ中にいる私たち。情報のおかげで助かってはいるけれど、逆に情報に振り回され頭でっかちになって、心も身体もついて行けてないのかもしれません。
そんな今こそ、忍者から学び、その力を活かして、この世の中を力強く生きて行こうぞよ、ニンニン。
「The NINJA -忍者ってナンジャ!?-」は、お台場の日本科学未来館で、10/10(月・祝)まで開催中。
忍者の呼吸法や文学研究などのイベントも行われます。
今日は、このニュースをご覧になった方の中から抽選で5組10名様に招待券をプレゼントさせていただきます。
ご希望の方は present@1242.com まで、住所・氏名・年齢・電話番号を明記の上お申し込み下さい。
締め切りは2016年7月18日(月・祝)24時までです。
【画像】「The NINJA -忍者ってナンジャ!?-」公式HPより
<開催概要>
タイトル:企画展「The NINJA -忍者ってナンジャ!?-」
会 期:2016年7月2日(土)~10月10日(月・祝)
開催時間:10:00~17:00(入場券の購入および会場への入場は閉館時間の30分前まで)
会場 :日本科学未来館[東京・お台場] 1 階 企画展示ゾーン
休館日:7/5、7/12、9/6、9/13、9/20、9/27、10/4 (全て火曜日)■入場料(税込)
大人(19歳以上)1,600円。
中人(小学生~18歳以下)1,000円/中人(土曜日)900円。
小人(3歳~小学生未満)500円。
*常設展もご覧いただけます。
*2歳以下は無料。
*障がい者手帳所持者は本人および付き添いの方お一人まで無料。
*ドームシアターは別料金。
*会場の混雑状況により入場整理券の配布、または入場を規制する場合がございます。
「ひろたみゆ紀・空を仰いで」
たったひとつ眩しく輝く大きな太陽、おぼろげに優しい光を放つ月、一つ一つは小さいけれど幾千幾万という圧倒的な数でキラキラ輝く星たち…空の主人公たちです。
晴れの日もあれば曇りや雨の日、そして嵐の日もあり、毎日刻々と表情を変え、一つとして同じだったことがない空。
その空に輝く太陽・月・星も毎日姿を変えています。空には果てしないドラマがあるのです。そして、私たちの世界もまた同じ。同じような毎日でも一日たりとも同じ日はありません。ひとりひとりに果てしないドラマがあります。
ここでは、人一倍空から遠いちっちゃいひろたが、空を見上げるように、低いところからいろんなものを見上げてひとつひとつドラマを探しにいきます。プロフィール
栃木県出身。NHK宇都宮放送局のキャスター、レディオベリー(エフエム栃木)のパーソナリティを経てフリーへ。
以降ニッポン放送のパーソナリティやリポーターを務めるなどフリーアナウンサーとして活動。
2009年には韓国に語学留学。両国の文化を身につけパワーアップして活動中。