大相撲9月場所がきのう初日を迎えました。
注目は一にも二にも大関・29場所目を迎えた稀勢の里です。
ところが、過去16勝2敗と相性が良かった隠岐の海にあっさり敗れ、3場所連続の綱とりは黒星発進で館内は大きなため息でした。
例によって、何を聞いても無言。ブスッとした表情を浮かべ、負のオーラを漂わせながら両国国技館を後にしました。
今場所は最大のカベである白鵬が休場。
「今場所は応援するよ。ぜひ、チャンスをモノにしてほしい。そうすれば4横綱の時代が来る。」
とエールを送っていましたし、相撲人気も沸騰!8日には前日の前売りチケットが完売しどうしても見たければ300枚程度の当日券を早朝から並んで手に入れるだけしか方法がない状況です。
でも、あまりの体たらくに、横綱審議委員会・守屋秀繁委員長があきれ顔で、
「予想通りです。総見で2勝もしたのですから、3勝はするのではないか。」
と、あまりのひどさに辛らつな感想を漏らしています。
実は2日に行われた横綱審議委員会総見もあまりにひどすぎ、日馬富士に全く歯が立たず2勝10敗という伏線があり3勝という言葉が飛び出したわけです。
横綱昇進を果たすには、二所ノ関審判部長(元大関若嶋津)の答申から始まりますが、大勢の報道陣から質問攻めに
「とにかく優勝をみせてよ。みせてほしいよ。」
続いて八角理事長には、白鵬が休場でも優勝すれば昇進ですね?と念を押され
「今場所の成績です。」
親方衆も異口同音
「まだ初日だよ、初日。いいかげんにしてほしい。」
と稀勢の里へのボヤきが止まりません。
今日2日目は先場所負けた栃煌山と対戦です。
ガラスとも陰口をたたかれる稀勢の里のメンタルを回復するにはあまりに時間がない。
稀勢の里の綱とり条件はただひとつ優勝だけとわかりやすくシンプル。
残りの14日間は全身に気迫をみなぎらせ全勝を!
笛を吹いても踊らない稀勢の里、文字通り正念場です。
9月12日(月) 高嶋ひでたけのあさラジ!「スポーツ人間模様」