青森・奥入瀬渓流を歩かず楽しむ方法は「遊歩道でうずくまる」?
公開: 更新:
青森県の奥入瀬渓流。
奥入瀬渓流の楽しみ方といえば、渓流沿いの遊歩道を歩きながら、流れや滝を眺めたり、色鮮やかな紅葉を楽しんだり。
でも最近「歩かないで」奥入瀬渓流を楽しむ人たちが増えているらしいのです。
遊歩道で具合が悪い訳でもないのにじっとうずくまる女性。彼女は道端でうずくまりいったい何をしているのかというと・・・
■奥入瀬で楽しむ300種類の「コケ」
2014年の調査で奥入瀬には300種類以上の苔(コケ)が生息していることが明らかに。
奥入瀬といえば「渓流」と「滝」が代名詞なんですが、渓流の流れの中の岩や水際、水飛沫のかかる滝のそばに生息するコケは奥入瀬の代表種です。
2013年奥入瀬渓流は「貴重なコケ類が豊富に生育し、豊かな景観を育むコケの森である」と讃えられ日本蘚苔類学会から”日本の貴重なコケの森”に認定されました。
先ほどの女性はコケを見ていた女性なんですね。
■ここで奥入瀬渓流に生えるコケをご紹介
■コケを愛でるツアー、あります
そんな奥入瀬渓流ではNPO法人奥入瀬自然観光資源研究会が主催の「コケを愛でるツアー」が開催されています。
初心者向けから上級者向け、さらに冬~春に開催されるツアーもあり、ルーペ(無料)やマクロ撮影用のカメラ(有料)の貸出もあるので気軽に参加できます。
・コケさんぽディープ~じっくり楽しむコケの森~
催行時間 3時間
催行人数 1名~5名
催行時期 4月下旬~11月上旬
・コケさんぽライト~コケガールと行く!気軽に愉しむコケの森~
催行時間 90分
催行人数 1名~5名
催行時期 4月下旬~11月上旬
・雪の奥入瀬さんぽ~クリスタルファンタジー~
催行時間 2時間
催行人数 1名~5名
催行時期 2月~3月(※雪の状態により催行を判断)
ツアー問い合わせ:NPO法人奥入瀬自然観光資源研究会 http://www.oiken.org/
ちなみに奥入瀬渓流では自然物の採取は禁止されていますので、観察した後に元の場所に戻してくださいね。
(しゃベル編集長:五戸勝徳)