“ペンパイナッポーアッポーペン”で人気のピコ太郎に似ている“伝説の有名人”とは? 【ひでたけのやじうま好奇心】

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まぁ~~~世界を股にかけ、大変な騒ぎになっております!
「ピコ太郎」なる奇っ怪ないでたちの男が唄い踊る、奇っ怪な歌…「ペンパイナッポーアッポーペン(PPAP)」!
今日は、この「PPAP」に関して、巷で囁かれている“大ブレイクの意外な理由”に迫りましょう!

まずはごく簡単に、この「PPAP」ブームをおさらいしておきますと…まだつい2カ月ほど前のこと…(本当に「ごく最近」ですね)。さる8月25日、動画サイト「YouTube」に、パンチパーマにサングラス、ヒョウ柄の衣装に身を包んだ「ピコ太郎」なる男が、なんともウサンくさい英語の歌を唄いながら踊っている動画がアップされました。
これこそが、「ペンパイナッポーアッポーペン(PPAP)」!

PPAP(Pen-Pineapple-Apple-Pen Official)ペンパイナッポーアッポーペン/PIKOTARO(ピコ太郎)

当初は、日本のごくごく一部の女子中高生たちが「あのヘンなヒト、おもしろーい!」な~んて、ちょいと騒いでいたに過ぎなかったんですが… 潮目が変わったのは、約1ケ月後の9月末のこと。
いま世界一売れているカナダの男性歌手、ジャスティン・ビーバーが、この動画を絶賛!これを契機に、一気に世界中で大人気となったんです!

「PPAP」は瞬く間に、「世界再生回数ランキング」(9月30日~10月6日)の第1位に!
余勢を駆って先月7日には、134の国・地域に対し、ちゃんとした曲として正式配信されました。
するとなんと、全米ビルボードのチャートをダーッと駆け上りまして、初登場で77位にランクイン!10月28日には、全米ビルボード・ソング・チャートにトップ100に入った「世界最短曲」として、「ギネス世界記録」に認定されるという快挙を成し遂げたんです。

で、案の定というか、さもありなんというか…
10月30日日曜日、ハロウィンの仮装で賑わう渋谷の街には、大勢の「にせピコ太郎」が出現!「SHIBUYA 109」の前で、『PPAP』を踊りまくる… という大変な事態となりました。

さ、本題はココからです。
実はこの「PPAP」。新しモノ好きの若い人に、評判がいいっていうのは、なんとなく頷けますが…なぜか、「50代以上」!もっというと、60代、70代以上のシニア世代にも、たいへんウケにウケているんだそうです。いったいなぜか?
試みに、ちょいと、「ピコ太郎」の風貌を、思い浮かべてみて下さい。「オールバック」、「メガネ」、そして「口ひげ」… むかし大人気だった、あるコメディアンに似ていませんか?

…そうなんです!
現在53歳という「ピコ太郎」ご本人は、知ってか知らずか…彼の風貌は、かつてソロバン片手に歌っていた、コメディアンの「トニー谷」ソックリ!
ですから、シニア世代にも、「ほう、ピコ太郎ってのは、トニー谷の再来じゃないか!」ってことで、抵抗なく受け入れられている… ということなんです!
これ、けっして「異説」「珍説」ではございません。すでに様々なメディアで、ピコ太郎とトニー谷の共通点が囁かれ始めているんです!

たとえば、さる10月31日付の読売新聞「よみうり時事川柳」。
この日いちばんの「秀逸」に選ばれた作品は、ズバリ、こんな川柳でした。

「ソロバンを持たせてみたい ピコ太郎」

そして評者は、こんなコメントを付けているんです。

「うさんくさい英語はトニー谷以来の伝統芸?」

さらに、驚いちゃいけません。
ピコ太郎人気のアオリを受けてのことか…トニー谷さんの往年のヒット曲、「さいザンスマンボ」(1953年発売)が、いま、大注目を浴びつつあるというんです。

有名動画サイトの「さいザンスマンボ」の再生回数が、ここへきて急上昇!なんとなんと、40万回を突破(※11月1日時点)しているんです!ピコ太郎人気でトニー谷さん人気も再燃、いわば「WIN-WIN」の関係となっている!
要するに、往年の大スター、トニー谷さんをモチーフにしたことで、若者だけではなく、シニア世代の琴線にも触れるような仕組みになっているんです。

これがピコ太郎さんの計算だったとしたら… その戦略たるや、恐るべしと言えましょう!

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11月2日(水) 高嶋ひでたけのあさラジ!三菱電機プレゼンツ・ひでたけのやじうま好奇心」より

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