28(月)都内で開催されたプロ野球の年間表彰式「NPBアワーズ」。
セ・リーグのMVPに輝いたのは広島の新井選手。今年は忘れられない1年となることでしょう。
11/23(水・祝)、広島での通算2,000本安打祝賀パーティーでも、緒方監督が、
「新井が頑張ったから、勝ち取った優勝です。私の予想では、彼がMVPになる」
と発言。
ところが、新井は受賞について、
「冗談かと思ったし、ひとごとのような感じがする」
といたって謙虚です。
黒田を追ったテレビのドキュメンタリー番組でのこと。
レストランで新井をはじめとした後輩3人組が黒田と食事をするシーン、200勝の記念で黒田がカープの色である赤色の時計を全選手に配りましたが、その食事の場で後輩2人は気が利かずに時計をしていない。それを見て新井は、
「お前たち、何考えているんだ!」。
これこそ気配り・新井貴浩の真骨頂です。
これはあまり表には出ていない話ですが、日本プロ野球選手会の会長時代、新井の残した大きな功績が二つあります。
一つは2011年の東日本大震災でのこと。
当初、セ・リーグはそれまでの予定通りに試合を行うこと発表しました。
そこで、新井会長が立ちあがり、延期を強く要求して、その意見が受け入れられ、延期されたのです。
もう一つが日本代表チームの常設。
「その時だけの、寄せ集めの日本代表では、力を発揮できない。サッカー日本代表のように、オールジャパンで日本の野球を動かしたい」
と、侍ジャパンの常設へ向けて奔走。
現在、侍ジャパンが定期的に強化合宿、試合を行っているのは、第7代新井会長のおかげです。
11/17(木)から、大分・湯布院でリハビリ目的のキャンプを行っています。
今回は20人と参加人数が多いのは、慕っている選手が多い証と言えるでしょう。
そんな新井選手の目下一番の願いは、
「黒田さんが引退を撤回することです。メジャーって、そういうことがたくさんあるでしょう」
と、大まじめです。
11月29日(火) 高嶋ひでたけのあさラジ!「スポーツ人間模様」