“鉄腕”稲尾(西鉄)を継投する“二刀流”大谷翔平投手・その共通点とは?スポーツ人間模様

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私にとってプロ野球の球団は一つだけ。それは西鉄ライオンズです。

私たちの時代、普通の子供たちが野球をやると背中につける背番号は、長嶋茂雄の3か王貞治の1でしたが、私は福岡に住んでいたので中西太の6をつけていました。一番人気のあったのが24。それは稲尾和久投手の背番号です。

当時、九州の少年にとって、稲尾投手と言えばまぎれもないスターでした。

稲尾和久

稲尾和久(いなお・かずひさ)元西鉄投手 (1963年7月23整理) 写真提供:産経新聞社

「1シーズン42勝」という、今では考えられない記録を持っています。20勝投手と言いますが、それも難しくなって15勝するのがやっとという現在では考えられないことです。

スポーツも非常に科学的になってきて、登板したら中5日空けないといけないなど、いろいろと言われますが、腕が折れようと投げる時には連投でも投げる。投げると必ず勝つ。それが稲尾投手でした。

昭和33年の巨人との日本シリーズでは、5試合で先発、第3戦以降は5連投して4完投。西鉄3連敗のあと奇跡の4連勝を遂げた牽引力となりました。しかも第5戦では自らサヨナラホームランも放っています。

個人的な話になりますが、父親がローカルブロック紙のスポーツ担当の記者で、稲尾投手と仲良くしていました。3歳頃のことで記憶にないのですがある日、家に遊びに来てくれたそうです。

その時に稲尾さんが持ってきてくれたのが、サインボールでした。いただいたプロ野球の公式ボールには「哲男くんへ」(※正しくは「哲夫」)と書かれていました。
もちろん、書き直して下さいなんて言えませんが(笑)、ただただ嬉しくて…。
あの「哲男ボール」は、今でも私の宝物です。

最近の科学的な野球では、投手はほとんどが、完投ではなく、中継ぎや抑えの3~4人で一つのゲームを投げる。古いタイプの人間としてはどうなのだろうと思っていました。

しかし、それを打ち破る稲尾2世が現れたのです。大谷翔平です。
投手として二桁勝利の10勝、打者として22本塁打。稲尾のような漫画の世界。
当初、二刀流は批判されていましたが、やり続けている。夢を与えてくれる選手です。

大谷翔平

【プロ野球CS2日本ハム対ソフトバンク】九回、ソフトバンク・吉村裕基に165キロを投げた大谷翔平=札幌市・札幌ドーム 写真提供:産経新聞社

実は古き良き私の幼少時代を大谷選手に見る部分が一つあります。

それは、「ヘアースタイル」。あの髪型は私たちの少年時代の髪型と同じです(笑)。素朴であまりこだわらない感じ。

そんなこともあり、私にとって野球と言えば稲尾さんなのですが、それを継ぐ選手が出てきました。これからも大谷選手には注目していきたいと思います。

(高嶋ひでたけが休暇のため、ピンチヒッターパーソナリティ鈴木哲夫が担当)

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11月16日(水) 高嶋ひでたけのあさラジ!「スポーツ人間模様」


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